お部屋にテントを設営しておうちキャンプをする方法や、おうちキャンプの楽しみ方を知りたい方へ。
コロナウィルスの影響で気軽にキャンプにも行けない日々が続いています。そこで、おうちキャンプ、しかも室内にテントを設営するおうちキャンプをしてみました。
本記事では以下のことを紹介します。
室内で楽しむおうちキャンプとは
おうちキャンプというとお庭やバルコニー、テラスなどにテントを設営したり、バーベキューをしたりというイメージがあるかもしれません。しかし、家の中つまり部屋にテントを設営したり、部屋でキャンプ飯を作る、室内おうちキャンプというものもあります。
キャンプというと基本的には野外で食べたり、寝泊まりするといった生活をすることを言います。そのためおうちキャンプというと野外ではなくなるので、正確にはキャンプとは言えません。
しかし、部屋にキャンプで使用するテントを設営して生活してみたり、寝袋で寝たり、キャンプで使用する調理器具で食事を作ることで、室内にいながらにして、キャンプ感を楽しむことができます。このキャンプ感を楽しむというのが室内おうちキャンプです。
室内おうちキャンプに必要なもの
室内おうちキャンプをするために必要となる道具は、キャンプ感を演出できるものです。以下ようなものを用意してみましょう。
- テント
- 寝袋・マット・コット
- タープの代わりとなる布など
- ガーランドや電飾などの装飾品
- クッカーやシングルバーナー
- ホットサンドメーカー
テント
テントを室内に設営すると一気にキャンプ感を出すことができます。ただし、ファミリー用など大きいタイプのテントでは、室内に設営するための場所を確保することが難しく、また、室内で大きなテントを組み立てる難しさもあります。
小型のテントがおすすめ
室内にテントを張る場合には、おうちキャンプ全体に言えることなのですが、小型のテントやポップアップテントなどを使用しましょう。
6畳部屋に二人用のテントを設営できた
私たちが実際にやってみたおうちキャンプでは、母子キャンプの時にも使用してきた、2人用の小型テントを6畳部屋に設営しました。外で使用している分には割と小さく感じた二人用テントも、6畳屋に設営してみると大きく感じます。
室内でのテント設営は難しい
そもそもテントを室内で設営すること自体に難しさがあります。例えばドーム型のテントの場合、ポールを連結して準備しますが、このポールが室内だと結構長く感じます。。外で設営していると感じなかったのですが、6畳の室内でポールを連結するとかなり長く、壁やドア、カーテン、部屋に置いている家具などに何度も引っかかりました。
また、ペグを打つことはできないので、ペグでテントを自立させるワンポールタイプのテントなどは、部屋に設営するのはかなり難しいです。
寝泊まりする・しないを考えよう
さらに、室内おうちキャンプで寝泊まりをするのであれば、寝泊まりが可能なサイズのテントが必要です。しかしちょっとテントの中を楽しみたい、子供だけがテントで寝るなどの場合は、サンシェードタイプのポップアップテントや、子供が遊ぶキッズテントでも十分おうちキャンプを楽しめます。
寝袋・マット・コット
テント内にマットや寝袋も入れるとよりキャンプ感を楽しめます。また、おうちキャンプで寝泊まりもするという場合は、マットやコット、寝袋が通常のキャンプ同様に必要です。しかし、テントの中に家で普段使用している布団や、マットレスなどを入れてしまうのもありです。普段使用しているものをテントに移動するだけなので、準備や片付けが楽になります。
テントやタープの代わりとなる大きめの布
テントを用意するのが難しい場合、大きめの布などを天井から吊るして、タープのような形を作るとキャンプ感を出すことができます。
ガーランドや電飾などの装飾品
ガーランドや電飾などをテントや天井から吊るした合わせて飾るとキャンプ感を演出することができます。
クッカーやシングルガスバーナー
クッカーやシングルガスバーナーなどのキャンプでしか使わない調理器具を使用するのもキャンプ感が出てワクワクします。
ホットサンドメーカー
直火で使用するタイプのホットサンドメーカーもキャンプ感を演出してくれます。
室内キャンプをする場所を確保しよう
キャンプ感を演出するキャンプ道具を用意したら、次は実際に室内キャンプをする場所を確保しましょう。小型のテントやポップアップテントでも室内に設置すると結構スペースを使います。できるだけ空間にゆとりを持ちましょう。
上記でも紹介しましたが、6畳部屋ぐらいの広さがあれば、二人用のテントやサンシェードとして使用するポップアップテントを設営することは可能です。
うちの場合は、ベッドをすのこの上に置いているので、すのこごとベッドを壁に立てかけて場所を確保しました。
実際にテントや布を吊るしてキャンプ感をだそう
おうちキャンプをする場所が決まったら、いよいよテントを設営したり、布を張ったりしてみましょう。
テントを実際に設営し始めると、キャンプ感がでてきて結構楽しいです。5歳の息子は室内キャンプに大興奮で、率先してテントの設営を手伝ってくれました。
装飾も楽しもう
テントの設営を終えたら、ガーランドや電飾での装飾も楽しみましょう。室内なので、雨風を気にすることなく装飾ができます。なので紙でできた飾りも使えます。
子供の作品を飾るのもあり
装飾品として子供が工作として作ってきたものなども子供と一緒に飾ったりしてみました。雨風を気にせずに装飾を楽しめるのはおうちキャンプならではです。上記写真のすのこは普段はベッドの下に敷いてあるものを使用しました。
子供に任せる寝床作り
キャンプなので、テント内に布団や寝袋を持ってきて寝床作りも必要になります。この作業は普段からベッドでも寝床を作るのが好きな5歳の息子にお願いしました。普段家で使用しているブランケットをたくさん持ち込んで、快適な寝床になるよう、作業を楽しんでいました。さらに寝袋を投入したら大興奮でした。
おうちキャンプだからこその余裕
おうちキャンプは家でテントの設営や調理をするので、勝手がわかり余裕があります。普段のキャンプではゆっくり子供に教えられないことなども教える余裕が生まれます。
うちのの場合、寝袋は子供と一緒に添い寝ができるよう、2つの寝袋を連結するタイプの寝袋を使用しています。この連結する方法がイマイチわからない息子に、丁寧に教えることがきました。
キャンプ飯を作ろう
テントの設営が一段落したら、次はキャンプ飯を作りにかかります。おうちキャンプのキャンプ飯、しかも室内ということで、炭での調理はできません。そこで、クッカーやシングルガスバーナーなどを使用してキャンプ飯を作ってみます。
ただし、そこまでキャンプ道具で料理を作ることにこだわらなくても大丈夫です。普段家で使用する調理器具を追加するのもありです。キャンプ感を楽しめる範囲でキャンプ道具を使用しましょう。
実際におうちキャンプで作ったキャンプ飯
私たちのおうちキャンプでは以下のようなキャンプ飯を作ってみました。
- ホットサンドメーカーとシングルガスバーナーでパン作り、焼きおにぎり作り
- クッカーで炊飯
- クッカーでシュウマイの温め
ホットサンドメーカーとシングルガスバーナーを使用
家のガスコンロを使用せず、キャンプで使用するシングルガスバーナーを使用することでキャンプ飯を作ってみました。シングルガスバーナーを使うだけでも、キャンプをしているでした。
そして、今回はシングルガスバーナーにホットサンドメーカーを使用してパン作りやクッカーで炊飯したご飯を使って焼きおにぎりを作ってみました。
以下の記事では今回のパン作りの際に使用したいなば食品のツナトッピングを詳しく紹介しています。簡単キャンプ飯におすすめです。
いなば食品のツナトッピングが簡単キャンプ飯作りにとても使いやすいです。実際に食べてみた味のレビューと、ツナトッピングを使って作った簡単キャンプ飯を紹介しています。
クッカーで炊飯
炊飯についても電気炊飯器を使用せず、クッカーでご飯を炊いてみました。炊飯についてはシングルガスバーナーだけだと他の調理が進まなかったので、 クッカー炊飯は家のガスコンロを使用しています。
クッカーでシュウマイを温めてみる
チルドのシュウマイをクッカーを使用して温めてみました。
クッカーに1センチ程度水をいれて、その上にミニざるを置き、シュウマイを入れて蓋をします。クッカーが蒸し器のようになりちょうどよく温めることができました。
おうちキャンプのキャンプ飯は練習になる
通常のキャンプで作るキャンプ飯は、失敗してしまうとご飯が食べれないという事態になるので、そこまで失敗しないようなキャンプ飯を選びがちです。ただ、おうちキャンプであれば失敗しても家にある他の物を食べることができます。おうちキャンプではキャンプ用の調理器具を使用して、作ってみたいキャンプ飯を試してみることができます。また、クッカーやシングルガスバーナーを使用する練習にもなります。
クラフト遊びをしてみよう
テントの設営やキャンプ飯作りを楽しみ、時間に空きがでたら、モノづくりをしてみるのはどうでしょうか。私たちの場合はスライムづくりに挑戦してみました。おうちキャンプ中のためか、親の私も開放的な気持ちになり、子供と一緒にスライム遊びに夢中になりました。
外にも行ってみよう
さらに、空いた時間におうちの周辺の散策にも出かけました。あくまでおうちでキャンプしているというていで、キャンプでキャンプ地を散策するような感覚です。
雨の日でも散策してみよう
私たちがおうちキャンプをした日は雨天でしたが、子供とカッパを着て、雨の中を散策してみました。普段遊び慣れた場所ではあるのですが、子供と一緒に雨水の流れをたどったり、雨に滴る桜を眺めたり、長靴で水たまりに入ったり、カタツムリを発見したりと、キャンプっぽく自然を満喫しました。雨の日はシャボン玉を楽しむのもいいですね。
テントで寝てみよう
おうちキャンプということで、夜はベッドではなく、室内に設営したテントで寝てみるのもありです。子供にとってはお部屋のテントで寝るというのが、普段の生活とは異なり、とても楽しそうでした。
テントに飾った電飾の光を眺めたり、子供とおうちキャンプの感想などを話しつつ、眠りにつきます。テント内でトランプをしたり、絵本を読んで過ごすのも楽しいです。
小さい子供がテントで眠れるのか試せる
小さい子供をキャンプに連れて行けるのか不安な場合は、おうちキャンプでテントや寝袋で寝てみると、子供がテント泊をできるのか目安になります。
うちの場合、上の子はミルクを飲ませることで寝つきがよかったのですが、下の子はテントでは寝つきがかなり悪く、夜中に何度も泣いて起きてしまいました。この様子だとキャンプに連れて行くにはもう少し時間がかかるなと、判断することができました。
まとめ
気軽にキャンプに行きにくい、でもキャンプを楽しみたいという場合におうちキャンプはキャンプ感を気軽に満喫できるので、とてもおすすめです。普段キャンプで使用しているキャンプ道具を色々使って、おうちキャンプを楽しみましょう。
コロナウィルスの影響でおうちステイが推奨される今、ずっとおうちだと飽きてしまいます。おうちキャンプでおうちでの過ごし方に刺激を加えると、ストレス発散にもなります。ぜひ本記事を参考におうちキャンプを楽しんでください。