イスカのコンプレッションバッグで衣類と寝袋を小さく圧縮してみた

サイズ	色	大きさ	重さ	価格（税別）
S	グリーン	直径15㎝高さ40㎝	120ｇ	\2,600
M	ロイヤルブルー	直径18㎝高さ48㎝	140ｇ	\3,100
L	グレー	直径22㎝高さ53㎝	160ｇ	\3,400
LL	イエロー	直径26㎝高さ55㎝	180ｇ	\3,800

登山用品のため、色の部分の生地はシリコナイズド・コーデュラを施した軽量コンパクトなナイロンが使用されています。強度も強く、軽量な圧縮袋です。

実際に電車旅行・電車キャンプで使用しているイスカのコンプレッションバッグはLLサイズ（グレー・オレンジ）です。

100円ショップなどで購入できるビニールタイプの圧縮袋の場合、密封させるためのチャックが閉じにくい、圧縮してもしばらくすると膨らむといった使いにくさがあります。イスカのコンプレッションバッグは巾着のようなバッグに衣類を入れて、4本のベルトで圧縮していきます。そのためビニールタイプの圧縮袋のような問題は起こりません。

イスカのコンプレッションバッグで衣類と寝袋を圧縮してみる【圧縮の仕方を解説】

次に、実際にイスカのコンプレッションバッグを使用して衣類と大きな寝袋を圧縮してみました。イスカのコンプレッションバッグの使い方を写真付きで解説します。

まずは寝袋と衣類をコンプレッションバッグに入れます

使用したコンプレッションバッグはイスカのウルトラライトコンプレッションバッグのLLサイズです。

キャンプで使用するときにオススメなのが、初めに寝袋を入れて、その後衣類を入れてしまうことです。衣類と寝袋を一緒に圧縮できるので、コンパクトにまとめることができます。上の写真では寝袋と2日分の下着、靴下、シャツ、上着が入りました。

もちろん衣類だけをコンプレッションバッグに入れて圧縮することも可能です。今回紹介しているイスカのコンプレッションバッグのLLサイズにどのぐらいの衣類が入るかについては、本記事内でも写真付きで解説してるので、参考にしてみてください。

今回イスカのコンプレッションバッグに入れて圧縮した寝袋は、ロゴスの寝袋2in1（収納時の大きさ直径28㎝、高さ39㎝）です。

【実際に使ってみた】ロゴスの寝袋2in1をレビュー【連結寝袋を紹介】｜ marumarublog
https://live100yrs.com/introduce-logos-sleepingbag-2in1/
寝袋同士を連結することができるロゴスの寝袋2in1についてレビューしています。この寝袋で子供と添い寝をしたり、寝袋の適正温度で使用してみました。さらに他のキャンプブランドから販売されている連結寝袋についてもまとめています。

ロゴスの寝袋 2in1 の収納時の直径が28㎝でコンプレッションバッグLLの直径は26㎝のため、寝袋の方が4㎝オーバーしています。そのため寝袋を入れていくのは結構キツキツです。寝袋を入れていく時のコツとしては、コンプレッションバッグを少しづつ上にずらしつつ、下まで寝袋を押し込んでいきます。

キャップをします

衣類や寝袋を入れることができたら、オレンジ色の巾着部分の紐を絞り、黒いキャップをします。イスカのコンプレッションバッグはキャップをして、キャップについているベルトを締めることで圧縮ができます。

サイドのベルトを締めます

4本それぞれを均等に締めていくと締めやすいです。手である程度締めた後は、コンプレッションバッグの上に座るなどして、体の重みで圧をかけてさらに圧縮していきます。

高さを56㎝→37㎝まで圧縮できた

圧縮する前のコンプレッションバッグのサイズは、直径28㎝、高さ56㎝でした。圧縮後は、直径26㎝、高さ39㎝になりました。約20㎝分高さを縮めることができました。

大きな寝袋もキャリーバックやバックパックで持ち運べる

コンプレッションバッグを使用することで、衣類と大きな寝袋を小さくコンパクトにすることができました。それにより、電車キャンプで使用しているキャリーバッグやバックパックに無事に収めることができました。

上の写真ではキャリー付きボストンバッグとバックパックにそれぞれロゴスの寝袋を入れています。

どのぐらいの衣類を圧縮できるのか

次に実際にイスカのコンプレッションバッグにはどのぐらいの衣類が入り、どのくらい圧縮できるのかを紹介します。今回は以下の量の衣類を入れてみました。

家族4人分、大人2人＋幼児1人＋乳児1人の衣類とオムツ15枚です。だいたい2泊3日程度の衣類です。すべてのイスカのコンプレッションバッグにつめてみると以下の写真のようになりました。

結構パンパンですね。これを圧縮します。

圧縮すると大体37㎝ぐらいになりました。

キャンプにおけるおすすめの使い方

寝袋や衣類をキャンプでコンプレッションバッグから開封したあとは、ベルトの部分が内側になるようにひっくり返して、その中に衣類を入れて置くと便利です。色もオレンジに近いイエローなのでテントの中で目立ちやすいです。また、完全防水ではないものの、水がしみ込みにくい素材なので、結露や雨水浸水してしまった場合に衣類が濡れてしまうのを防ぐことができます。

コンプレッションバッグは片付けるときの時短にもなる

また、寝袋と衣類を合わせて圧縮することでコンパクトにできると共に、キャンプ道具を収納する時短にもつながります。

キャンプだけでなく旅行にもおすすめ

キャンプの寝袋を収納するだけでなく、通常の旅行をするときにも、コンプレッションバッグは便利です。衣類をすべて入れて圧縮することでかなりコンパクトにすることができます。特に子供連れの旅行をする方で電車移動をする場合、子供の衣類やオムツも運ぶ必要があり、運ぶ荷物が大きくなりがちです。家族の衣類やオムツもすべてコンプレッションバッグに入れて圧縮してしまえばかなりコンパクトにすることができます。

電車キャンプ初心者の悩み　大きい寝袋を小さくしたい【失敗談】

キャンプ初心者の方が寝袋を購入した時にする失敗として、購入した寝袋が大きすぎたという失敗があります。私たちも寝袋のサイズ感がわからずにネットで寝袋を購入してしまい、届いてからその大きさに驚きました。

marumaru

購入してしまったものはしょうがないです。とりあえず購入した大きな寝袋をなんとか運べないかと考えました。

大きい寝袋を小さくする方法として試したことは以下の２つです。

布団の圧縮袋を使ってみる
アウトドア用の圧縮袋コンプレッションバッグを使ってみる

布団の圧縮袋を使ってみる

大きい寝袋を小さくするためにまず思いついたのが、布団を押し入れに収納するときに使用するビニールタイプの圧縮袋です。キャンプ場から帰るときのも圧縮する必要があるため、掃除機を使わずに圧縮できるタイプで寝袋を圧縮してみました。ちなみに、圧縮袋はホームセンターなどでも購入できます。

持ち運びが不便

布団用の圧縮袋を使用して多少圧縮することはできました。しかし袋の面積が大きく、厚みを減らすことはできるのですが、コンパクトにするとはできませんでした。電車キャンプをする私たちにには持ち運びという点で不便でした。

上の写真の一番下のボーダーバッグの上にあるビニール袋が、寝袋を圧縮した圧縮袋です。ビニールはツルツルしていて滑りやすく、台車へのパッキングもとても難しかったです。

アウトドア用の圧縮袋コンプレッションバッグを使ってみる

次に試したのは、本記事で紹介している「コンプレッションバッグ」を使用した圧縮です。そして、やはり寝袋ように作られているということもあり、無事に圧縮することができました。

イスカ以外のコンプレッションバッグを紹介

イスカ以外のアウトドアブランドからもコンプレッションバッグは販売されています。

グラナイトギア

1986年ミネソタ州で創設されたアウトドアブランドです。2003年以来、長距離を登山する方向けにリュックを開発しています。そのため軽量やコンパクトに特化したアイテムが販売されています。

グラナイトギアからはイスカと同様の巾着に圧縮ベルトとキャップが付いたタイプのコンプレッションバッグが販売されています。グラナイトギアのコンプレッションバッグはeVentという透湿防水素材を使用しているため、完全透湿防水になっています。透湿防水とは汗などの湿気は通しつつ、水は防ぐ性質のことを指します。

モンベル

登山用品を主としたアウトドアブランドのモンベルからは、巾着タイプのコンプレッションバッグと、寝袋の入ったバックにキャップをして圧縮するコンプレッションキャップの２つがあります。

アウトドアリサーチ

斬新なデザインのアウトドア用品が多数が揃うアウトドアリサーチからも、巾着に圧縮ベルトとキャップが付いたタイプのコンプレッションバッグが販売されています。アウトドアリサーチらしく、とてもスタイリッシュなデザインです。耐水性の高い生地で作られていますが、完全防水ではないです。

シートゥサミット

1990年にオーストラリアのパースで寝袋の製造で創業したアウトドアブランドです。シートゥーサミットのコンプレッションバッグは種類が多いです。基本的なタイプはイスカと同様の巾着袋に圧縮ベルトとキャップが付いたものです。価格によってより軽量で耐水性が高くなります。透湿防水素材のeVentを使用したタイプもあります。