埼玉県の「かわせみ河原」でキャンプをしてみたいけど、どんなキャンプ場なのか詳しく知りたい方。また、徒歩・電車で行けるキャンプ場を知りたい方や、子供を連れて行っても楽しめるキャンプ場を探している方へ
本記事では以下のことを紹介します。
こんにちは徒歩や電車でキャンプを楽しむマリカです。3月の第2週目の週末、子供の幼稚園がイベントの関係で金曜日13時頃で降園になりということで、金土日と2回目の母子キャンプを実行したくなりました。ただ、3月となると土日に予約が取れない状況になっているんですね。予約なしでも行けて、子供も楽しめるキャンプ場はないかな~と探したところ、埼玉県寄居町のかわせみ河原を見つけることができ、実際に2泊3日のキャンプを楽しむことができたので、キャンプ場の様子を詳しく紹介していきます。
【埼玉県寄居町】かわせみ河原のキャンプ基本情報
埼玉県寄居町にある「かわせみ河原」の基本情報です。
キャンプ場名 | かわせみ河原 |
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住所 | 〒369-1221 埼玉県大里郡寄居町大字保田原 |
アクセス | 最寄駅:東武東上線鉢形駅から1km JR大宮駅~東武東上線鉢形駅は電車で1時間30分程度 |
交通手段 | 電車 徒歩 |
営業期間 | 通年営業 |
定休日 | なし 年中無休 |
予約 | なし ※かわせみ河原でのキャンプは基本的に予約ができないのですが、2014年7月から事前予約スペースが10区画ほど新設されています。 |
施設設備 | 水洗トイレあり ウォシュレット付 暖房便座 水道あり 5つ ゴミ捨て場あり 自動販売機あり 売店あり 受付で炭の販売をしています。直火不可 お湯の水道なし 電源サイトなし 温水シャワーなし |
チェックイン・チェックアウト | チェックイン・チェックアウトは特になくいつでも入ってこれます。 |
利用料金 | 環境美化協力費として 二輪車(自転車除く): 300円 乗用車(キャンピングカー等): 500円 マイクロバス等 :1,000円 ※0時~24時の利用料金です。利用開始から24時間の料金ではないのでご注意ください。 |
レンタル用品 | なし |
売店 | 定休日:月曜日、火曜日 営業時間:10:00~17:00 主な販売品:飲料、水、アイスクリーム、バーベキュー用の炭、氷、玩具(水鉄砲、魚すくい用の網)など ※私が3月8日~10日で伺った時は営業はしていませんでした。 |
販売品 | 薪の販売なし 炭の販売有り |
支払方法 | 現金のみ |
事前予約スペースについて | 2014年7月から事前予約スペースというものが新設されました。 事前予約スペース使用費用:1区画2,000円 ※0時~24時の利用料金です。利用開始から24時間の料金ではないのでご注意ください。 区画数:10区画 予約方法:事前に観光協会に電話またはFAX 問い合わせ先:寄居町観光協会 TEL 048-581-3012 FAX 048-581-3052 駐車について:1 区画 1 台まで。2 台目以降は環境美化協力費が必要。 |
周辺施設 | かわせみ荘(徒歩1分)でお風呂or温泉(温泉の日のみ)に入れます。2階は子供が遊べる児童館になっています。 川の博物館 |
アクティビティ | 川に入って遊べます。 花火はできません。全面禁止。 |
基本情報は上記の通りです。
事前予約スペースでなければ環境美化協力費しかかかりません。また私の場合徒歩で伺ったので無料でした。かなり格安のキャンプ場ですよね。正確にはキャンプ場というよりもバーベキューやキャンプをしてもOKな河原という位置づけなようです。
実際にキャンプをしてみて感じたこととしては以下のようなことです。
実際にキャンプをしてみて感じたこと
今回かわせみ河原に2泊3日でキャンプをしてみたのですが、感じたことをまとめてみました。
- キャンプ場の地面は1割が草、9割が石・砂利
- 景観はあんまりよくない
- トイレと水道が遠い
- 就寝時間がない
- 枝・木はあまり拾えない
- 川は結構キレイなので遊びやすそう
- どんな人達がいる?マナーなど。
- 3月上旬の寒さは?
- 混み具合は?
- ソロキャンプでも行けるかな?
詳しく紹介していきます。
キャンプ場の地面は1割が草、9割が石・砂利でした
「かわせみ河原」なので基本的に河原サイトです。大きな石や砂利がゴロゴロしてます。ただ、受付からすぐの左側の場所は草が生えていて、大きな石がないです。今回はこの場所にテントを設置できたので、問題なく寝ることができました。この場所以外はすべて大きな石が転がる河原サイトとなります。
大きな石が転がっているところだと、ちょっと寝にくそうですよね。コットがあれば問題なさそうです。
中州以外であれば、河原のどこにでもテントを張ることができるようです。特に制限などはされていませんでした。ただ秩父山地に大雨が降ると短時間で河原まで到達するので、増水の危険性なども考慮して自己責任でテントの設置場所を決めましょう。また、上流の玉淀ダムが放水する際はサイレンがなり、河原にいる人達に避難を呼びかけるようになっています。その場合はすみやかに避難ができるようにしておきましょう。
景観はあまりよくないですが、格安なので許せます。
かわせみ河原はキャンプ場というよりも、あくまでキャンプをしてもOKな河原という感じです。なので景観を考えて作られたキャンプ場とは異なります。町の中にある河原で、町感が強いです。
私としては、子供も遊べる施設が近くて、温泉もあって、料金も無料ということで、あまり気にならないのですが・・・・。景観重視の方は他のキャンプ場を選んだ方が良いかもですね。
トイレと水道が遠いです
トイレはキャンプ場となる河原から道を挟んだ向かいにあります。1分~2分ぐらい歩く必要があるかなと感じました。水道は生ごみが少し流れても大丈夫なようにキャッチがありました。また、スポンジや金たわしもありました。ただ、水道の水が直接川に流れ出る構造になっているようで、S洗剤などが直接流れるのはどうなんだろうという気持ちです。洗剤を利用する方は、環境を汚さないタイプのものを持参する方が良いかもですね。
就寝時間がないです。耳栓があると寝やすいかも。
河原なので特に「就寝時間」という規則が設定されていません。なのでキャンパーの方によっては深夜までおしゃべりをされている方がいました。私は割とおしゃべりの音は平気なのですが、音があると寝にくいという方は、耳栓を用意した方が良いと思います。
枝・木はあまり拾えない
「薪」が販売されていないので、電車・キャンパーにとっては「薪」の調達をどうするか問題がありますよね。枝があれば代わりになるのですが、かわせみ河原にはそこまで流木がありませんでした。利用者が少ない土曜日の午前中に河原を散策した時は、ちらほらと流木があったのですが、土曜日の夕方ごろに木を拾いに行くと、他の方が拾ったのか、あまり落ちていませんでした。がっつり焚き火をしたい方は、薪を持参するか、土曜の午前中までに拾うのが良いと思います。
川は結構きれいでなので遊びやすそう
川の透明度は高い気がします。透き通っていて綺麗でした。夏は川遊びをする人達が多いみたいですが、この綺麗さなら良いですよね。
どんな人達がいる? マナーなど
私が訪れた時はソロ、ファミリー、グループキャンプの方がチラホラいました。ファミリーとグループキャンプの方がメインかなという気がします。ただ、利用料金は環境美化協力しかかからない格安な場所なので、ちょっと自由すぎる人達が多いかな~という感じがしました。マナーという点では、就寝時間の設定がないので、キャンパーによっては深夜までガヤガヤされている方もいます。
3月の寒さは?
訪れた日付は3月8日~3月10日でした。昼間は暖かいのですが、夜と朝方はやっぱりまだまだ寒かったです。特に3月9日の朝はテントや地面が凍っていました。地面にも霜がありました。
- 3月8日 最高気温12℃ 最低気温1℃
- 3月9日 最高気温17℃ 最低気温-1℃
- 3が10日 最高気温15℃ 最低気温4℃
暖房器具ゼロで挑んだのですが、夜と朝方の寒さはやっぱり堪えます。防寒対策はきっちりした方がいいですね。
混み具合は?
今回は3月ということもあり、20組ぐらいいるかいないかという感じでした。かわせみ荘の方のお話しだと、5月の大型連休や夏休みなどは、びっしりと埋まるほど、人がくるみたいです。ただ、バーベキュー利用の人達も多いので、その人たちが帰る夕方などから行けば場所がとりやすいようです。
ソロキャンプの方もチラホラいます
ツーリングで訪れる方がいるみたいで、ソロキャンプを楽しんでいる方もチラホラいました。
【かわせみ荘】お風呂or温泉の施設まで徒歩1分【充実してます】
キャンプで温泉・お風呂に入れると嬉しいですよね。かわせみ河原のキャンプ場は、なんと目の前に温泉・お風呂の施設があるのです。その名もかわせみ荘。寄居町が運営している施設なのですが、市外の人でも利用できるという、かわせみ河原を利用するキャンパーにはありがたい施設となっています。寄居町の方に感謝ですね。
息子も楽しみにしていた温泉。
【注意】温泉に入れるのは週に1回の温泉の日のみ
かわせみ荘の温泉は週に一度、群馬県にある天然温泉(赤城南麓の湯)からの宅配サービスによりを実施されています。温泉の日の実施日は基本的に毎月第1~3土曜日・第4日曜日です。また、入浴時間は10時~16時となっています。利用料金は寄居町・熊谷市・深谷市以外の方だと16歳以上で500円、小・中学生が200円、幼児は無料です。温泉に入れる時間はちょっと短いので注意しましょう。
温泉の日以外は銭湯としてお風呂に入れます
温泉の日以外は銭湯として運営をされているので、お風呂に入ることは可能です。これはキャンパーには助かりますよね。
施設は古いが清潔で問題なし
かわせみ荘の施設は昭和57年開館ということで、ちょっと古い感じです。ただ、清掃はきちんとされていて不快に感じることはありませんでした。温泉施設はきちんと脱衣所があり、洗面台が二つあり、洗い場も5人分のシャワーがありました。こじんまりとした温泉施設です。ボディーソープやシャンプー&リンスも用意されていました。
休憩スペースにはマッサージチェアも
温泉施設にはきちんとお休みどころも用意されていて、お風呂上りに休憩することができます。マッサージチェアもありました。500円とは思えない充実ぶりです。
子供が遊べる【かわせみ荘の児童館】と【川の博物館】
子供連れだとどうやって時間を過ごそうかなというのは悩みですが、「かわせみ河原」は近くに赤ちゃん連れ~小学生でも十分に遊べる施設が2つありました。
- かわせみ荘2階の児童館
- 埼玉県立 川の博物館
かわせみ荘2階の児童館がかなり充実してます【赤ちゃん~小学生高学年】
お風呂or温泉施設のあるかわせみ荘ですが、なんと2階は子供たちが遊べる児童館になっています。施設の雰囲気は昔の学校のような感じなのですが、ビリヤードや卓球、トランポリン、wiiなどもあり、かなり充実していました。4歳の息子も休むこともなく遊びつくしました。
埼玉県立 川の博物館は子供連れにはピッタリの施設【かわはく】
かわせみ河原の隣接する埼玉県立 川の博物館、通称かわはくと呼ぶます。埼玉県を縦断する荒川を中心とした人々の暮らしや関わり方を体験しながら学ぶことができる、学習施設となっています。荒川ワクワクランドというウォーターアスレチック施設があり、見るだけでなく体を動かしながら学習することができる施設です。
徒歩・電車キャンプでも行けるのですが【難所あり】
普段から車なし生活をしてるため、もちろん今回のキャンプも電車を使ってかわせみ河原にきました。最寄駅となる東武東上線「鉢形駅」からかわせみ河原までは1kmの距離だったので、なんとか行けるかなと思っていましたが、難所がありました。
【悲報】最寄駅「鉢形駅」にエレベーターとエスカレーターがありません
駅にエレベーターとエスカレーターがあるかないか。これは電車キャンパーはかなり気になるところですよね。残念なお知らせとしてはかわせみ河原の最寄駅「鉢形駅」にはエレベーターとエスカレーターがないのです。しかも、駅の構造上、ホームから改札に行くために必ず階段の上り下りが必要となります。これは電車キャンパーには最大の難所とも言えます。
必要なものは「気合い」です
駅にエレベーターとエスカレーターがないという事態は今回のキャンプが初めてだったのですが、この状況になってしまっては、荷物を担いでのぼり降りするしかないですよね。荷物の量はパックパック1つとキャリーが1つ。2つとも一度に担ぐのは無理だったので、それぞれ運びました。
バックパックを背負って階段をのぼる→階段を降りる→キャリーを持って階段をのぼる→バックパックを背負って階段を降りる→階段をのぼる→キャリーを持って階段を降りる。
なかなかツラかったです。子供には私の目が届くところに待機してもらいました。救いだったのは私が駅を利用した17時や14時は駅に利用者があまりいなかったことです。見られるとちょっと恥ずかしいですから。
まとめ
かわせみ河原は他の方のブログや口コミなどを見ると、「あんまり期待できないなかな~」という気持ちでした。実際に行ってみて思うのは景観はやっぱりイマイチです。これはあきらめましょう。町の中の河原ですもん。でも高規格キャンプ場が土日に予約でいっぱいのところ、かわせみ河原の空き方はありがたいです。予約不要なので気軽に行けますよね。なにより子供連れの方にとっては、近くに遊ぶものが充実した児童館や、川の博物館があるというのはかなりお助け施設になると思います。さらに、500円で温泉orお風呂に入れるのも最高でした。
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