転職すべきかどうかで迷っている方へ。この記事では今すぐに転職すべきケースについて解説します。
転職すべきケース1:心身の危険や不調がある
絶対に転職すべきなのが、今の仕事を続けることで心身の危険や不調があるケースです。
近年ではブラック企業という言葉ができ世間の注目を集めています。仕事によって心や身体の健康に支障をきたしてしまうような場合は別の仕事に転職するかすぐにその仕事をやめましょう。もちろん、職業の内容として高所に登ることで身の危険が発生するなどの場合はこちらに書いているケースには当てはまりません。
このケースに当てはまるのは例えば会社の中で物理的もしくは精神的な暴力を受けている場合や、仕事の心労がかなり大きくなってしまっている場合などです。現状の職場での経験によって疲れ切ってしまい相談や転職のためのエネルギーや時間を捻出するのは大変かもしれませんが、そのような状況がずっと続くと危険である上に結果的に多くの人生の貴重な時間を無駄にしてしまいますので、最終的には自分自身をしっかり判断の上、まずは全力で現状から脱出する手立てを講じ、より良い就労機会を模索すべきです。
ハラスメントは専門家に相談する
ハラスメントにはパワハラやセクハラ、マタハラなどいろんなものがあります。業務上の指導の域を越えていると感じる場合は、迷わず専門家や労働基準監督署に相談しましょう。会社によっては社内でホットラインを持っている場合がありますのでその場合ははそちらに相談するのもいいでしょう。相談する先として家族や友人という選択肢もありますが、一般的に家族や友人はあなたの現状のままを望みやすいという傾向もあるとともにハラスメントの事例や解決策についての知識があることは稀なので、相談するなら利害関係のない専門家や公的機関をお勧めします。
心身不調を乗り越えてでも残る価値と意思があるか
転職は、今いる会社から全く新しい別の会社に移るということです。現状から脱出して新たな世界に飛び込むことは勇気が必要ですし失敗が怖いという心理もわかりますが、よく考えてみてください。そのような状態を放置し改善する気のない会社に未来があるでしょうか。
あなたがやらなくてもいつ誰が内部告発をした結果業績が低迷するかもわかりません。また仮にそのようなことが起こらないとしても、あなたはそういう企業で自分自身の未来が描けるでしょうか。その会社のために貢献したいと思うでしょうか。
心身の不健康状態を乗り越えてでもその仕事をその場所で続けたいでしょうか。そうでない場合には迷わず転職すべきです。身体の傷もそうですが心の傷についても深い傷を負うと場合によっては影響が長く続いてしまうこともあるのでそうなる前に早いうちに手を打ちましょう。
転職すべきケース2:仕事が原因で大切な人間関係に危機が発生
仕事を原因として家族や恋人などとの関係に危機が訪れている場合が転職すべきケースの2つ目です。
人間関係は複雑であり仕事だけが原因でその危機が訪れたのかどうか判断が難しい場合もあるかもしれません。
しかしながら、例えば度重なる長時間労働によって大切な人と過ごす時間が急激に減ったり、転勤によってロケーションが離れてしまいほとんど会えない状態になったり、仕事で受けた理不尽によるストレスを家族にいつもぶつける状態が常態化していたりと、明らかに仕事が原因で大切な人間関係が危機に陥ってしまうケースがあります。
人生の中での優先順から転職すべきかを見極める
人によって人生の中で大切にしてることは異なりますし優先順もいろいろでしょう。現在の仕事が人生の中で何よりも大切にすべきものであって家族や恋人、その他の活動の仲間との関係よりも大切だという場合であればもしかすると彼ら彼女らとの関係に樹木が訪れても問題はないのかもしれません。しかしそうではなく現在の仕事によって崩壊しかけているその関係があなたの今後の人生において維持していく必要がある大切なものだという場合、彼らとの人間関係の崩壊は絶対に避けなければなりません。
転職しなくても改善できるならいいのですが、日本企業の場合は付き合い残業やサービス残業等も含めて長時間労働が常態化している職場も珍しくありませんので自分の努力やちょっとした申請などで簡単に改善しないという場合も多いでしょう。その場合は、大切な人間関係を守るために転職すべきです。
人生の中で優先順がある自分自身を知り、その上で仕事を選び転職するという一連の流れについて以下の記事に書いていますので参考にしてみてください。
仕事の選び方がわからない方に向けて、仕事の選び方がわからない理由や実際の仕事選びの基準や考え方について解説しています。自分にあった仕事や向いている仕事は診断などだけでは簡単には見つかりません。しっかりと自分自身で考えるための方法を解説します。
転職すべきケース3:強く魅力を感じる別の仕事が見つかった
強く魅力を感じる別の仕事が見つかった場合を転職すべきケースの3つ目として紹介したいと思います。
きっかけはちょっと気になることから
私たちは日々経験したり新たな事実を知ったりすることで何かを感じ、考え、日々成長しています。その中で、今現在やっている仕事よりも強くやってみたい!挑戦してみたい!と感じる仕事が見つかることがあります。
初めのきっかけとしては今の仕事の中でやってみた仕事の中のこういうテーマが気になるな、とかそういう軽い心の引っ掛かりだったものが、色々と調べたり場合によっては転職エージェントの力も借りながら色々と情報を得たりどこか別の企業の人と話したりするうちに、これをやってみたいという思いが強くなっていったりします。
やったことで後悔することはあまりない
先ほど紹介したような上2つのどちらかというとネガティブな理由が特になくても、強く魅力を感じる仕事があれば、その世界に飛び込むことをお勧めします。よく言われることですが、後悔はやらなかったことに対してするものであって、やってしまったことで後悔するということは実際にはほとんどありません。例えその行動自体が失敗だったとしてもそれが学びとなり踏み台となって最終的には自分の人生にとってプラスの材料となることが多いからだと思います。一度過ぎた時間は二度と戻りません。自分がやってみたいと思ったことは大切に扱うべきです。
転職は戦略的に
戦略的に取り組むべきなのが転職です。先ほど上にあげた2つのネガティブなケースにおいても、最後に紹介したポジティブなケースでも共通して言えることです。
転職は自分の今後の時間とエネルギーを投資する先を決めるものであり自分の人生の内容に関わる大変重要なものです。そのため、転職すべきどのケースの場合も、転職は戦略的に取り組むべきです。
この辺りのことを以下の記事にまとめていますのでそちらも参考にしてください。
仕事の選び方がわからない方に向けて、仕事の選び方がわからない理由や実際の仕事選びの基準や考え方について解説しています。自分にあった仕事や向いている仕事は診断などだけでは簡単には見つかりません。しっかりと自分自身で考えるための方法を解説します。
まとめ
この記事では、今すぐにでも転職すべき3つのケースについて解説しました。
以下の時にはすぐに転職を検討しましょう。
- 仕事が原因で心身の危険や不調がある
- 仕事が原因で大切な人間関係が崩壊の危機
- 強く魅力を感じる他の仕事が見つかった