リクルートの転職エージェントはどんな感じか知りたいと考えているあなたへ。この記事では私が初めての転職活動時に実際にリクルートの転職エージェントを使ってみた体験をもとに実際どうだったのか、アドバイスは役に立ったのかをお伝えします。
使ったのは「リクルートエージェント」
私は、30歳の頃に初めて転職活動を始めることにしました。転職の仕方について右も左もわからなかった私は、とりあえず業界でも有名な業者にまずあたってみようと、いろいろな転職エージェントの中から、リクルートエージェント社の話を聞いてみることにしました。
リクルートは就職や転職を手掛けるサービスを対象ごとに分けて提供していて、転職の場合は「リクルートエージェント」以外に「リクナビNEXT」があります。
「リクルートエージェント」以外に「リクナビNEXT」の違い
「リクルートエージェント」は非公開求人も含めた多くの求人を扱っており、転職しようとする人に担当者がついていろいろアドバイスをくれたり情報をくれたりします。いわゆる「サーチ型」のサービスです。対して、リクナビNEXTは扱う求人は公開求人のみで、転職者が自分でサイト内位掲載された情報を撮りにいって応募するという「プール型」の転職プラットフォームです。
「リクルートエージェント」を利用する流れ
まずは自分の経験や希望をサイト上で入力
「リクルートエージェント」に限らず他の転職サービスもそうですが、まずは自分自身の学歴やこれまでの経験業雨種や職種、そして転職先として規模する業界や職種、希望年収などをサイト上で入力します。リクルートエージェントは先ほど説明した通り担当のエージェントがつくので、ここで入力した情報をもとにエージェントから面談の連絡が入ることになります。
エージェントとの面談は詳細な経験や希望を伝えてディスカッションする場
初めての転職活動ということもあり、初めての転職エージェントとの面談で緊張しつつ指定された面談場所へ向かいました。
リクルートエージェント社の面談では、WEBサイトで入力した転職希望者の希望業界をもとにその業界担当の転職エージェントがつくというシステムのようでした。私の場合はコンサルティング業界を希望していたので、コンサルティング業界担当の転職エージェントがつきました。そして、私自身についてそれまでの詳細な業務経験やコンサルティング業界への志望動機などのヒアリングが行われる、はずでした。
「リクルートエージェント」の担当エージェントと話した内容とは
私にとって初めての転職活動の面談であったこの日の面談は非常に印象深いものでした。今でもよく覚えています。普段から緊張しがちな私ですが、その私に対して担当エージェントと交わした会話はおおよそ以下のような内容でした。
エージェント:「コンサルティング業界への転職をお考えなんですか?」
私:「はい」
エージェント:「コンサルティング業界への転職を私は長年担当していますが、やはりこの業界への転職はとても狭き門です。そのため、あなたのように事業会社から転職される場合は、かなり優秀な方でないと内定を取ることはできません。あなたの場合は、学歴を加味するとかなり難しくあまり現実的ではないと思います。」
私:「そうなんですか・・・。確かにそのような狭き門なら、私の学歴だと厳しいのかもしれないですね・・・」
私を担当した「リクルートエージェント」のコンサル業界担当者は失格
初めての転職活動で右も左も分からない中、初めて利用した転職サービスであるリクルートエージェントで、希望していたコンサルティング業界を長年担当してきたというエージェントと先ほど紹介したような面談を体験した私。
私の転職活動は、業界の経験も豊富で事例もたくさん知っているであろうコンサルティング業界の転職エージェントのアドバイスにより、大きく方向転換をすることに・・・はなりませんでした。私は、コンサルティング業界への「転職」活動は初めてでしたが、新卒の時にコンサルティング会社の選考も最終面接まで行った経験もあり、また自分自身が元々物事の仕組みを考えることが好きだったり、両親からも「理屈っぽい」と言われるほど論理と親和性があったりということもあって、このエージェントの発言に一瞬たじろぎはしたものの、実際には全く意見を聞き入れるつもりはありませんでした。
私はこのようなことがあったため、その後現在に至るまで二度とリクルートエージェントのサービスは使っていませんし、これからも使いません。結果的に私はその後別の方法でコンサルティング会社に転職してその後昇格もし、あの時の話は一体なんだったのか?ということになっているからです。
もちろんこの時私がお会いしたエージェントはリクルートエージェントのサービスを担当するエージェントのうちのたった一人に過ぎませんが、もしこの方が本当にこの業務に長く携わってきていたとしたら、そこまで断定的に候補者の可能性を面談の冒頭から否定する姿勢はいただけませんし、何かのデータ(fact)をもとにお話しされていたとするとそのデータそのものの妥当性が怪しいことになります。
また、もしリクルートエージェントのほぼ全てのエージェントの提供するサービスの品質に問題がないとしても、このようなクリティカルな問題を孕むエージェントがベテランであるということはリスクと言わざるを得ず、機会損失も大きいといえます。
転職エージェントとは上手に付き合いましょう
リクルートエージェントに限った話ではありませんが、転職エージェントとは継続的に、必要に応じて、上手にお付き合いすることをお勧めします。「上手に」とは、転職エージェントができることや得意なことは手伝ってもらって転職活動のいろんなプロセスを進めれtばいいということです。
私は仕事をすることは人生の中でとても長い時間をかけてじっくり腰を据えて行う大切な活動だと考え、個人的にずっとよりよい仕事についてかんがえ続けています。私がかんがえ続けて得られた転職活動の進め方の仮説を以下の記事にまとめていますので、よろしければ参考にしてみてください。
まとめ:リクルートエージェントのサービスは改善の余地あり
この記事では、リクルートが提供する「リクルートエージェント」と「リクナビNEXT」の違い、また、私が初めて転職活動を行った時に利用したリクルートエージェントについて利用までの手順や実際に体験したことを書きました。
私が体験した限りにおいて、リクルートのサーチ型転職サービス「リクルートエージェント」は大幅に改善の余地があリます。リクルートエージェントに限らず、あらゆる転職エージェントとは転職を効率よく進めるための協力者として上手に付き合っていきましょう。