ソレイユの丘で3泊4日の母子キャンプ
こんなことを知りたい方へ

・母子キャンプをしてみたいけど、どうやったらできるのかな。
・母子キャンプで気にすべきことはどんな事だろう

こんな疑問にお答えします。

本記事を読むと、

  • 母子キャンプをする方法が分かります。
  • 母子キャンプならではの気にすべき点が分かります。

車なし母子キャンプを楽しんでいるmarumaruです。長男が4歳の時に初めての母子キャンプをおこないました。長男と共にしてきた母子キャンプのやり方、大変さ、その対策を詳しく紹介しています。

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母子キャンプとは?

まずは確認ですが、母子キャンプとは父親が参加しないで、母と子供でするファミリーキャンプです。母と子供というメンバーであることから、以下のような良さや大変さがあげられます。

母子キャンプならではの良さ

母子キャンプならではの良さとしては、父親の休みに合わせる必要がなく、キャンプ場の予約ができるということです。近頃はキャンプブームということで、キャンプ場はとても人気です。そのため人気のあるキャンプ場の土曜日などは何ヶ月も前から予約で埋まっています。キャンプをしたくてもキャンプができないことが多いです。

そんなときに母子キャンプであれば、母と子供の日程を合わせるだけでキャンプができます。割と予約が空いている平日+休日という日程でのキャンプもしやすいです。

母子キャンプならではの大変さや困りごと

1歳~6歳の子供と母子キャンプをする中で、母子キャンプならではの大変さを感じることは多々ありました。主に以下のような点です。

  • キャンプならではの作業(テントの設営・撤収・火おこし・料理など)のほぼすべてを女性一人で行う必要がある
  • キャンプならではの作業に加えて、子供の世話と自分のことをすべて一人で行う必要がある
  • 防犯対策を念入りにする必要がある
  • 子供の遊び相手がずっと一人

母子キャンプでは、テントの設営、ご飯作り、撤収作業などキャンプならではの作業を一人でこなしつつ、子供の面倒や自分のこともする必要があります。さらに防犯対策も念入りにおこなう必要があります。

大変さや困りごとをあげると無理かもと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、これらに注意をしてキャンプの準備をすれば問題なく母子キャンプはできます。次の章で具体的な母子キャンプのやり方を解説していきます。


母子キャンプの流れ(4つのステップ)

ここではまず、母子キャンプ全体はどんな流れになっているか、初めから終わりまでのステップについて説明します。母子キャンプは、大きく分けて、以下の4段階に分けて考えることができます。

  1. 計画
  2. 準備
  3. キャンプ中
  4. キャンプ後

母子キャンプステップ1.計画

母子キャンプの計画では、メンバー→日程→やりたいこと→キャンプ場の選定→食事メニュー→交通手段の順で考えることをおすすめします。

この順番で考えることで、母親一人という状態でもスムーズな母子キャンプをしやすくなります。

メンバー

まずはじめに、具体的に誰と行くのかを決めます。母子キャンプということで基本的に母親と子供というメンバーになりますが、子供が成長するにつれて母親とキャンプはしたくないというパターンも発生します。

具体的にどの年齢の子供と行くかによって、日程・やりたいこと・宿泊先(バンガローorテント)交通手段・キャンプ道具など、色々と変わってくるので、はじめにきっちり決めることをおすすめします。

日程

メンバーが決まったら、実際に行くメンバーで相談して、次にいつ行くのか、何泊のキャンプにするのかを決めます。何泊するかによって持参する食材や衣類も変わってきます。

やりたいこと

メンバーと日程が決まったら、次にやりたいことを決めます。実際に行くメンバーで、決めた日程の中でやれることをたくさん洗い出し、その中で実際にやることを決めるイメージです。

やりたいこととして考えるのは、なにかの活動や体験などが中心になります。ただ、子供が小さいときは子供自身が何をやりたいかハッキリと言えないこともあります。キャンプは朝から晩までたっぷりと時間があるので、キャンプ体験だけだと案外時間が余ります。キャンプ中に子供と何で遊ぶかをある程度考えて用意しておくとより楽に過ごすことができます。具体的には、以下のようなものが考えられます。

  • デイキャンプをしてみたい
  • ハイキングがしたい
  • キャンプを満喫したい
  • バーベキューをしたい
  • 牧場体験をしたい

キャンプ場・キャンププランの選定

やりたいことが決まったら、次はそれをやるための具体的なキャンプ場・キャンププランを決めます。キャンプのプランには以下のようなものがあります。

  • おうちキャンプ
  • デイキャンプ
  • バンガロー泊
  • グランピング
  • テント泊

子供の年齢によっては、テント泊での母子キャンプは難しいということもあります。そんな時はバンガロー泊やグランピングを選ぶのもありです。バンガロー泊やグランピングのプランの中には食事付きのものあるので、テント泊と比べると値段は上がりますが、より簡単に母子キャンプを楽しむことができます。

キャンプ場の選び方

母子キャンプでは母親一人でキャンプの作業や子供の世話をする必要があります。そのため、キャンプ場を選ぶ時は以下の点を考慮することをオススメします。

  1. やりたいことができるキャンプ場を選ぶ
  2. 子供が気軽に遊べる遊具や遊び場があるキャンプ場を選ぶ
  3. 余裕のあるチェックアウトができるキャンプ場を選ぶ
  4. 交通手段が車の場合はオートキャンプ場や駐車場が近いキャンプ場を選ぶ
  5. 車なし母子キャンプをする場合は子供の体力で行けるキャンプ場を選ぶ

具体的に解説していきます。

選び方1.やりたいことができるキャンプ場を選ぶ

メンバーと話し合って決めた「やりたいこと」と「キャンプ」が一緒にできるキャンプ場を選ぶことをオススメします。その方がスケジュールを組みやすく、移動の時間も発生しないのでスムーズな母子キャンプになります。

選び方2.子供が気軽に遊べる遊具や遊び場があるキャンプ場を選ぶ

また、子供と一緒のキャンプ体験はもちろん楽しいのですが、キャンプの間ずっと子供に付き合い続けるのは結構疲れます。母親が見守っているだけで済むような、気楽に遊べる遊具や遊び場が併設しているキャンプ場や、そのような施設が近隣にあるキャンプ場を選ぶと、キャンプの合間で遊ばせることができるので楽です。

選び方3.余裕のあるチェックアウトができるキャンプ場を選ぶ

母子キャンプでは撤収作業もを基本的に一人でする必要があります。実感としてはキャンプではテントの設営よりも撤収作業の方が大変です。キャンプ場に来てから設営したキャンプ道具のすべてを一人で片付けなければいけません。その上、多くのキャンプ場ではチェックアウトの時間が決められていて、午前10時~12時の設定が多いです。朝起きてから朝ごはんの時間を入れると、撤収作業にかけられる時間は2~3時間となります。撤収作業は時間との戦いになり、慣れないうちはかなり焦ります。

そのため、一人で撤収作業をするのが慣れないうちは余裕を持ってできるだけチェックアウトが遅いキャンプ場や、レイトチェックアウトができるキャンプ場を選ぶようにしましょう。個人的には10時チェックアウトは結構厳しいです。せめて12時ぐらいまでにしておいた方が無難です。キャンプ場によってはチェックアウトがフリーなキャンプ場もあります。

選び方4.交通手段が車の場合はオートキャンプ場や駐車場が近いキャンプ場を選ぶ

車からの荷物の運搬も母親一人おこなうことになるので、オートキャンプ場を選ぶとテントサイトに車を横付けでき、荷物の運搬・撤収がしやすいです。

選び方5.車なし母子キャンプをする場合は子供の体力で行けるキャンプ場を選ぶ

車なしで母子キャンプを考えている場合は、駅からアクセスのしやすさや、子供がキャンプ場にたどり着けるかという点も加味してキャンプ場を選びましょう。

キャンプ場の探し方

キャンプ場を探すときには基本的には「なっぷ」というキャンプ場予約サイトから探すというのが一般的です。ただキャンプ場によってはなっぷに掲載されていないところもあります。

グーグルマップを使用し、地図上で「キャンプ場」と検索して探してみるのもオススメです。「なっぷなどのサイトには掲載されていないけど今回の母子キャンプにはぴったり」なキャンプ場が見つかる場合もあります。

食事メニュー

キャンプ場までが決まったら、次に食事を考えます。宿泊するキャンプが食事付きのバンガローやグランピングのプランであればその分は考えなくてもいいのですが、それでも少なくともランチのことは考える必要があるケースが多いでしょう。

キャンプ日数に応じて必要な食事(朝食、ランチ、夕食)について、宿泊プランに含まれていないものはすべて、どこで何を食べるのかを考えます。

そして、母子キャンプではご飯作りを基本的に一人で作る必要があります。特に小さい子供を連れて行く場合、ご飯作りの下ごしらえや、作っている間を待ち続けるというのは結構難しく飽きます。そのためできるだけ簡単に食べられるメニューを考えたほうがいいです。また、子供も一緒に参加できるメニューにしておくと、子供も一緒に作業ができるでキャンプ飯作りを楽しんでくれます。

おすすめの簡単キャンプ飯

実際に母子キャンプでの食事メニューとして以下のような簡単キャンプ飯を作ってきました。

  • スープの素で作るスープ
  • お湯や水を注ぐだけのアルファ米
  • ホットサンド
  • 缶詰
  • もち
  • BBQ

母子キャンプの定番メニューはスープとホットサンドです。夜ご飯にスープを作れば、夜ご飯にも朝ごはんにも野菜が入ったスープを食べさせることができます。

そして朝食は基本的にホットサンドメーカーで作るホットサンドです。パンに具材を挟んで火にかけるだけなのですが、ワクワク感があって子供も楽しいみたいです。また5歳ごろになれば一人でホットサンドメーカーを扱うこともできます。

また、追加で買い出しに行くのも手間なので、缶詰やレトルト食品を持参したり、キャンプ場の食材サービスなども利用します。キャンプ飯を作ることにこだわらず、キャンプ場内や周辺の飲食店も利用しています。

キャンプ場内の売店やお土産屋さんで手に入る地域の特産品や季節の旬の食べ物、普段は食べられないものなどを取り入れて調理するのもキャンプならではの楽しみです。

交通手段

キャンプ場や食事について具体的に決まってきたら、キャンプの日程に合わせてキャンプ場へ行くための交通手段を考えます。

車で母子キャンプを考えている方は交通手段は車となるので、この項目については特別考える必要はありません。車なし母子キャンプを考えている方は、主に公共交通機関と徒歩を組み合わせることになります。

母子キャンプステップ2.準備

一通り母子キャンプの計画ができたら、次は準備です。ここでは母子キャンプの主な準備の内容について説明します。

「準備」では、「計画」で決めた内容をもとに、必要な道具を揃えたりキャンプ場・アクティビティ・食事の予約をしたり、実際に行くことが決まったところの情報を集めたりします。また、事前にできる荷造りをするのも大切な準備の一つです。母子キャンプにおける準備には以下のようなものがあります。

  1. 母子キャンプの道具を揃える
  2. キャンプのスキルを身に着ける
  3. 子供と一緒にルールを決める
  4. キャンプ場・アクティビティ・食事の予約
  5. 荷造り
  6. 防犯対策をする

次から、一つ一つ解説していきます。

準備1.母子キャンプの道具を揃える

計画した母子キャンプの内容に沿って、必要な道具を洗い出し、まだ持ってないものがあれば購入やレンタルによって必要な道具を入手します。子供連れのキャンプをするときの持ち物については下記の記事でリストにしています。このリストを参考に道具を揃えましょう。

さらに、車なし母子キャンプを考えている方は、持ち運びがしやすい旅行バッグ、キャリーカート、荷物を小さくできる圧縮バッグなども用意する必要があります。

母子キャンプにおけるキャンプ道具の選び方

母子キャンプではキャンプ道具の運搬・設営・撤収といった作業を基本的に一人で行うことになります。そのため母親一人も持ち運びやすく、設営や撤収も簡単にできるキャンプ道具を選びましょう。特にテント・椅子・テーブル・調理器具などはファミリー用よりもソロキャンプ向きの小型なものを選ぶと、持ち運び、設営などの点で楽になります。

また食事作りはバーベキューや焚き火調理をメインにすると食事作りの度に火おこしをすることになり大変です。ガスボンベで調理が可能なガスコンロやガスバーナーがあるとガス火での調理が可能になり便利です。

防犯グッズの準備も

また、女性一人となるで防犯対策はしっかりと準備しましょう。寝る時やテントを離れる時は鍵をチャックの部分に付けておきましょう。鍵が付いているだけでも、テントに侵入されにくくなるようです。

キャンプ用品は高額なものも多いです。キャンプ場での盗難もたまにあるようなので、気になる道具はチェーンのカギなどをしておく、テントの中に入れてテントに鍵をするなどして対策しましょう。母子キャンプをするときはなるべく高額な道具を持っていかないというのもありだと思います。

準備2.キャンプのスキルを身に着ける

母親と子供だけでのキャンプということで、火おこしやキャンプ道具の組み立て・片付けなどをすべてすることになります。実施するキャンププランにもよりますが、以下のことをできるようにしておきます。

  • 火おこしをできるようにしておく
  • テントの設営・撤収が母親一人できるようにしておく
  • 子供にもキャンプの作業に慣れさせておく
  • 子供が身の回りのことを一人でできるようにしておく

母子デイキャンプや父親も参加しているファミリーキャンプ、おうちキャンプ、普段の生活の中でこれらのことを事前に練習しておくと、当日スムーズに母子キャンプを進めやすくなります。

火おこしをできるようにしておく

キャンプの醍醐味でもある焚き火やバーベキューをするのに必要となるのが火おこしです。火おこしはファミリーキャンプでは父親が担当という場合もあると思います。母子キャンプでバーベキューや焚き火調理をするのであれば火おこしは母親一人でできるようにしておきましょう。

子供の年齢が5歳以上であれば着火剤を使用した火おこしができるようになっていきます。ファミリーキャンプなどで練習しておくと母子キャンプ時の戦力になってくれます。

ただし慣れないうちは火おこしがうまくいかないということもあります。そんな時のために、火の継続時間が長めの着火剤を利用するのもありです。またガスボンベで調理できるガスコンロやガスバナーがあるととても便利です。

テントの設営・撤収が母親一人できるようにしておく

テントの設営や撤収作業を母親一人でできるようにしておきましょう。母子キャンプの準備の章の繰り返しにもなりますが、母子キャンプのテントには設営・撤収がしやすいものを選んでおくという前提もあります。ただし、小型テントやワンタッチテントでも撤収に慣れていないと、以外と片づけるのに時間がかかるので、事前に一人でできるかを確認しておきましょう。

子供にもキャンプの作業に慣れさせておく

そして母親だけでなく母子キャンプに参加する子供にもキャンプの作業に慣れさせておくといざというときに手伝ってもらえることができます。子供の年齢が3歳以上になると子供ができることも増えていきます。例えばペグ抜き、ペグの掃除、火おこし、料理などです。ファミリーキャンプなどで余裕があるときに子供ができることを増やしておきましょう。

子供が身の回りのことを一人でできるようにしておく

3歳以上の子供には身支度や歯磨き、トイレ、自分の持ち物の管理など一人でできることは基本的に自分でしてもらうようにしましょう。子供のおもちゃや絵本などを持っていく場合は子供荷物として管理させると、片づけやすくなります。

準備3.子供と一緒にルールを決める

母子キャンプでは子供にことを気にかけつつキャンプの作業をすることになります。迷子や事故を未然に防ぐために母子キャンプ時のルールを子供と一緒に決めておきます。うちの場合、子供が4歳の時に母子キャンプをした時は以下のようなルールを決めていました。

  • 母親がテントを離れる時は一緒に行く
  • トイレに一人で行かない
  • 撤収作業の時に絶対に離れない、母親の届く範囲で待つ
  • 火で勝手に遊ばない
  • ガスバーナーを勝手に触らない
  • 川に一人で行かない
  • 隣のテントサイトを利用している人に挨拶をする

キャンプ場は広いので子供がちょろちょろと動いてしまう場合はどこに行ったか探すのが大変ですし、万が一という場合もあります。特に母子キャンプでは母親一人になるので、キャンプの作業で目を離した隙にとならないよう、子供が勝手に離れないように気をつけましょう。

小学生以上になればある程度一人でテントに待たせておくということもあると思います。もし母親がテントから離れて子供をテントで待たせるときは、テントから別の場所に移動しないよう決めておきましょう。

準備4.キャンプ場・アクティビティ・食事・交通機関の予約

キャンプ場、アクティビティの予約をします。キャンプ場によっては決済方法がチェックイン時に現金という場合もあるので、予約時に合わせて確認しておきます。また撤収作業に余裕を持たせるためにレイトチェックアウトのサービスを利用する場合も予約時におこないます。

またキャンプ場でテントや寝袋をレンタルする予定があれば、レンタル品の予約も忘れずにします。当日のレンタルだと物がなくなっていまうということもありえるので、気をつけましょう。

キャンプ場で提供しているバーベキュー食材などを利用する場合も予約が必要になる場合が多いです。特に食材はキャンプ利用日の3~5日前に予約を締め切るキャンプ場もあります。

キャンプ場に車で行く方は駐車場も確保しておく必要がある場合もあります。

車なし母子キャンプをする場合は、交通機関についても、予約が必要な場合は予約しましょう。飛行機や新幹線の他、特急列車や長距離バス、フェリーなども予約の対象です。

準備5.事前荷造りをする

準備の中で最も大切なことの一つは事前の荷造りです。

直前にならないとパッキングできないものもあるとは思いますが、そうでないものはできるだけ早くバッグに詰め始めることをおすすめします。特にキャンプは通常の旅行よりも持ち物が多いです。早めに荷造りを始めることで、キャンプ道具やバッグが足りないことに気づいたり、キャンプに向けた楽しみが膨らんでくるといったメリットもあります。

母子キャンプでの荷造りの工夫

母子キャンプでは基本的に母親一人でキャンプ道具の運搬・設営・撤収までを行います。荷造りの段階で以下の工夫が必要です。

  • 荷物の全体量をできるだけ少なくする
  • 服は最小限にする
  • できるだけ軽いアイテムを選択する
  • できるだけコンパクトに纏める
  • 母親と子供で分散して荷物を運べるようパッキングする
  • 子供にもどんな道具が入っているのかわかりやすいようにする
  • 子供の着替えは予備も持っていく

キャンプの作業や子供のお世話で忙しくなりやすい母子キャンプなので、メイク・ファッションなど自分のことは最低限にしたほうが楽かなと思います。また、子供のパジャマなどもキャンプではなしにしています。パジャマは次の日の服にしてしまうと、荷物も減りますし朝のお着替えもなくせます。また子供の荷物は子供に運搬してもらえるよう、子供のバッグに入れて置きます。

準備6.防犯対策をする

ここまでの説明の中にも防犯対策については解説してきましたが、とても大切なことなので以下にまとめました。

  • テントに付けられる鍵を用意しておく
  • 高価なキャンプ道具はなるべく持っていかない
  • 子供が事故に巻き込まれない・起こさないようにルールを決める

後悔することがないようにきちんと準備をしておきましょう。

母子キャンプステップ3.キャンプ中

準備を終えたら、いよいよ次は母子キャンプ本番です。ここでは、母子キャンプのなかで、出発日当日から帰宅までのキャンプ中の工夫点や注意点などについて説明します。

出発日当日は、家を出るまでバタバタとするものです。次からは、家を出るまでと家を出てからの2つのパートに分けて、母子キャンプの出発日当日から帰宅までを説明します。

家を出るまで

母子キャンプ当日、家を出るまでにやることは大きく分けて以下の通りです。

  • 最終荷造り
  • 持ち物チェック
  • 残る家族との確認
  • 荷物の積込
  • 出発

順番に説明します。

最終荷造り

出発日にしかできない荷造りをします。たとえばメガネやコンタクトレンズケース、携帯の充電器などは当日直前まで使っていて直前にパッキングするケースもあるでしょう。また、財布なども同様かもしれません。

持ち物チェック

最終荷造りした内容も含め、今回の母子キャンプで必要な持ち物を本当にすべて準備しパッキングできているか最終チェックします。私の場合は当ブログ記事の「キャンプをするときの持ち物リストを紹介【子連れ】」を見ながらチェックします。全体として持っていったほうがいいもの以外に、参加メンバーが個人的に持っていきたいものも、合わせてチェックするといいでしょう。

この時点で足りていないものがあれば、現地で調達する、ということも検討します。

残る家族との確認

母子キャンプに参加しない家に残る家族との、日程や食事、生活上の確認を行います。母親という家のことを把握している存在がいなくなるのは、残された家族に負担が増えることもあります。残された家族も普段の生活が送れるように、最低限のことを確認しておきましょう。また、キャンプでは万が一ということもありえますので、宿泊するキャンプ場の情報もきちんと伝えておきましょう。

荷物の積込

安全を確保できたら、荷物を玄関の外に出し、いつでも出発できるように荷物をセットし最終準備をします。母子キャンプでは通常の旅行よりもたくさんの荷物を運びます。できるだけ効率よく、負担なく運べるように工夫が必要です。

出発

出発の準備が整ったら、出発します。車なし母子キャンプの方は徒歩やタクシーで駅へ向かう、自転車で行くと思います。タクシーを呼ぶ場合は、予め予約しておけるならそうしてもいいのですが、直前まで用意がバタついて正確な時間がわからない場合や、繁忙期のため会社によって予約を受け付けていな場合などは、出発の直前にタクシーを呼ぶことになります。

荷物が多くて心配な場合はその旨をタクシー予約時に伝えるのもありですが、徒歩でも運べる荷物の量になっているはずなので、その点は基本的には大丈夫かと思います。

家を出てから帰宅まで

ここでは、家を出発した後のことを、「母子キャンプの楽しみ方」と、「母子キャンプ中に必要な工夫」に分けて説明します。

母子キャンプの楽しみ方
成田ゆめ牧場で冬に母子徒歩キャンプ。テント設営中

次から、キャンプでは私が考える母子キャンプの楽しみ方をいくつか紹介してみます。

子供と一緒に遊具やアクティビティでたっぷと遊ぶ・体験する

私が母子キャンプをするときは基本的に遊具やアクティビティが一緒に楽しめるキャンプ場に行きます。一日では遊び尽くせないほどの施設でも2泊3日のキャンプであれば3日間たっぷりと施設を満喫することができます。

普段は子供の遊びを見守るだけということも多いですが、キャンプに来た時は親も参加できるアクティビティは一緒に遊びます。また遊具なども朝や夕方などで人が少なくなるタイミングで思いっきり遊びます。

子供と一緒のだからこそ興味があまりなかったことを大人になってから楽しむということもいくつかありました。例えば私の場合は釣りの体験です。釣りにかかわることは人生で一度もなく、父親が一緒であれば父親に任せたかもしれませんが、私しかいないということで、子供と一緒にニジマス釣りをしました。そして子供よりも私の方が楽しんでしまうこともありました。

子供と話す

母子キャンプではテント内や焚き火、移動中などに子供とじっくりと話すことができます。不思議なもので、子供はちょっと空いたふとした時に普段の生活で感じていることや、幼稚園。学校での生活のことなどをポロっと話してくれることもあります。焚き火の火をのんびり見つめながら子供とおしゃべりを楽しむのも貴重でとてもいいものだと思います。

キャンプ飯を楽しむ

家族で生活していると、母親が好きでも父親がそこまで好まない食事というのがあると思います。うちの場合はパン食を父親がそこまで好きではないので、あまりメニューとして頻繁に作りません。なので母子キャンプではキャンプ場の近くのパン屋さんを訪れたり、子供と一緒にホットサンド作りをしたりと、母子だからこそ作りやすいキャンプ飯を作って楽しんでいます。

テントでのんびりする

テントで過ごす時間はキャンプならではの時間です。食事が終わった後から寝るまでの間、かるたやトランプ・お絵かきなどをして子供との時間を楽しみます。普段の生活では家族の食事の片付けや部屋の整頓などで追われることが多いですが、母子キャンプではキャンプ飯のメニューなどもそこまで大掛かりなものにしないので、以外に時間が空きます。テントでまったりと子供と過ごすのは結構楽しいです。

自然を観察する

キャンプでは野外で生活するので自然がより身近に感じます。朝焼け・夕焼け・星空など普段よりも自然を観察しやすいです。

テントやバンガローから自分の外側の世界をゆっくりと観察することで、それまでには気づかなかったことに気づけたり、新しい発想が得られるきっかけとなる可能性があります。そしてそんな発見を子供とお話しするのも楽しみの一つです。

母子キャンプ中の工夫

ここでは、母子キャンプ中におすすめしたい、ちょっとした工夫について解説します。

子供への心がけ

キャンプで子供にも進んで色々とお手伝いをしてほしい!と考えたこともあるのですが、子供もキャンプ場が気になったり、やりたいことがあったりと、親の考えるようには動いてくれないものです。すべての作業を一人で行う母子キャンプでは猫の手も借りたいという状況もあるのですが、子供がお手伝いをしてくれることは基本的に期待しないほうが無難です。

また、食べ方、箸やスプーンの持ち方など家でのしつけも、母子キャンプではちょっとおさえめでもいいのかなと思います。

防犯対策上の工夫

また隣の人にも一言挨拶しておくのもいいと思います。母子でキャンプをしていることを認識してもらえますし、いざというときに声をかけやすい、かけてもらいやすい状況を作れます。

撤収作業時の工夫

個人的にキャンプで一番大変と思うの撤収作業です。そんな撤収作業をスムーズにするための工夫を紹介します。具体的には以下のようなことをしています。

  • 撤収日の前日から片づけられる道具(焚き火台、使わない調理器具、衣類、小物類、ゴミ、ライト)は片づけておく
  • チェックアウト日の朝ごはんは調理をしない、簡単なものにする。火おこしはしない・ガスバーナーも使わないなど。
  • 朝ごはんはテント内で食べる。イスは前日にしまう。
  • 朝ごはんで使用した食器類は洗わない、拭いて終わり
  • 朝起きたら寝袋や衣類はすぐにしまう
  • 子供の荷物(おもちゃなど)はまとめておく
  • 寝るときは次の日の服を着て寝る

また、撤収作業で子供も手伝えそうなことは子供にお願いするのもありです。4歳の息子には撤収時に以下のことを手伝ってもらっていました。

  • ペグ抜き、雑巾でペグの土落とし
  • テーブルやイスの脚拭き
  • ゴミ拾い
  • 寝袋のチャック締め

特にこのペグ抜き、土落としなどは割と手間がかかるので、子供にちゃちゃっと抜いてもらって、拭くところまでしてくれると、多少楽になります。ただしペグの抜き忘れは起きやすいので、確認は忘れずにしましょう。子供も慣れないうちは、間違えたり想定外のことをしてしまいます。あまり期待しすぎない方がイライラせずにすみます。

母子キャンプステップ4.キャンプ後

ここでは、母子キャンプから帰ってきたあとのことについて解説します。母子キャンプを楽しんだあと、やることが2つあります。一つは荷物の片付けで、もう一つは今回のキャンプ記録の整理です。

荷物の片付け

キャンプから帰ってきたら自宅でゆっくりしたいものですが、持って帰ってきた荷物の片付けは、できる限り早いタイミングでやってしまうことをおすすめします。

キャンプの荷物・道具は結構多いです。そしてキャンプの後は結構疲れています。キャンプから帰った直後の体がまだ動く状態のときに、ある程度キャンプ道具を片づけておかないと、片づけることがかなり億劫になります。その上、荷物が散らかったままでは気持ち的にもちゃんと休めないです。

また、次のキャンプのときに、準備したいものがすぐに見つかるという状態を作っておくことで、いつでもキャンプに行ける準備を整えるため、という目的もあります。

キャンプ記録の整理

こちらは必須ではないですが、キャンプ後におすすめしたいのが、キャンプ記録の整理です。整理することとしては以下2つがあります。

  • 母子キャンプのハイライト
  • かかったお金

母子キャンプ後に整理をおすすめする上記2つの事項について、おすすめする理由と整理のポイントについて説明します。

母子キャンプのハイライト

1つ目は、母子キャンプのハイライトです。

今回の母子キャンプの中で印象に残ったこと、感動したこと、楽しかったこと、貴重な体験をしたこと、温かい気持ちになったこと、また逆に、ちょっと怖い思いをしたこと、などを改めて整理します。整理と言っても必ずなにかに書き出さなきゃいけないということでもなく、ただ、あらためて、経験した母子キャンプについて思い返すことで、母子キャンプによる心の充足感が変わってくると思います。

かかったお金

2つ目は、母子キャンプでかかったお金です。

母子キャンプの計画時に予めかかるお金は予測していると思いますが、実際に行ってみると、追加で訪れたり体験したりにかかる体験料や、ちょっと立ち寄った店での買い物、またランチに予想外にお金がかかった、など、追加でお金がかかることはよくあります。

そういったものを踏まえ、実際に掛かった金額を整理しておくことで、次の母子キャンプの計画を立てるときの予算の参考になります。

まとめ

この記事では、母子キャンプについて、計画・準備・キャンプ中・キャンプ後までの全体を通して、やり方やポイント、注意点などについて解説しました。

母子キャンプは母親一人でキャンプのすべてを用意・撤収する必要があり、しかも子供の遊び相手も一人でこなすので大変な部分もありますが、コツを押さえれば子供と一緒にキャンプを満喫することができます。

この記事に書いた母子キャンプのキャンププランや持ち物も参考にしながら、子供とのキャンプを目一杯楽しみましょう。皆様の母子キャンプに少しでもお役に立てば幸いです。

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