初めての車なしキャンプ荷物を運搬している様子です

初めてのファミリーキャンプに持っていったものを知りたい方、さらに初めての電車キャンプの持ち物がどんな感じになるか知りたい方へ。

本記事では下記の内容を解説します。

普段、車なしで生活している私たちですが、車なしでもキャンプをしてみたいと考えました。そこで、キャンプ道具をキャリーカートに積み、電車で東京都奥多摩にある氷川キャンプ場に2泊3日で行ってきました。その時の持ち物を紹介していきます。


1.初めての電車ファミリーキャンプの持ち物【リストあり】

今回のキャンプは男性1人、女性1人、3歳の子供1人のファミリーキャンプでした。

実際に初めての電車キャンプで持っていった持ち物一覧

初めての電車キャンプで実際に持っていった持ち物です。

着るもの□着替え
□レインコートや傘などの雨具
□防寒具
野外で泊まるために必要なもの□テント (ロゴス(LOGOS) ナバホTepee 400)
□タープ (ロゴス(LOGOS) ナバホTepee ブリッジヘキサ)
□ペグ
□ペグ打ちのためのハンマー
□化繊寝袋2つ(布団圧縮袋を利用)
□寝袋の下に敷くマット
□グランドシート(テントの下に敷いて、テントを汚れ、防水などから守る)(ロゴスのテントと一緒に購入)
野外で食べるために必要なもの□網
□火ばさみ トング
□食器類(クッカーセット、コップ3個、箸、スプーン、フォーク、紙皿)□チャッカマン
□着火剤
□木のスプーン(しゃもじ、へら代わりににしてます)
□麦茶を入れたポット
□てぬぐい2枚(食器を拭いたり、ほこりよけにしたり)
□椅子3脚(ヘリノックス)
□テーブル(アマゾンで購入した軽量テーブル)
□雑巾2枚 台ふき、掃除用
□ゴミ袋5枚
□ドリップコーヒー ココア ティーパック ポーションミルク
□食糧(生米 手羽先 スープストック冷凍 ソーセージ)
□軍手
□ガスボンベ
□ガスバーナー(イワタニ ジュニアコンパクトバーナー)
□ロゴス充電器ライト
□蛍光灯ライト
□ミニレジャーシート(テントの入り口の前に置いて、玄関代わりに)
□食器用洗剤 スポンジ 金たわし
その他備品□充電バッテリー
□探索用ミニリュック
□スポーツタオル2枚(近くの温泉に行くため)
□メッシュバッグ(ダイソーのメッシュバッグ 食器を乾かすのに)
□現金 クレジットカード
□健康保険証
運搬時に必要なもの□4輪キャリー
□フック付のゴム紐
□衣類を入れるための袋
□寝袋を入れるための圧縮袋
□IKEAのブルーシートバッグ

上記のリストはあくまで初めての電車ファミリーキャンプで持っていった持ち物リストなので、不足している持ち物もあります。キャンプで持っていくべき持ち物については下記の記事も参考にしてみてください。

また、私たちが電車キャンプや自転車キャンプをするときに、実際に使用しているキャンプ道具については、下記の記事で詳しく紹介しています。

【現地で調達】持参しなかった持ち物

  • カレー鍋
  • おたま
  • たき火台またはバーベキューグリル

薪と炭は重すぎるので、氷川キャンプ場の売店で購入しました。また薪で火をおこしカレー作ったのですが、カレーを作るための鍋とおたまは氷川キャンプ場でレンタルしました。また、氷川キャンプ場は今では珍しく直火OKなキャンプ場でした。そのため、今回は石でかまどを作り、焚き火やバーベキューを楽しみました。 この場合、たき火台やバーベキューグリルを持参しなくて済みます。

キャンプ場でのレンタルや現地で購入するのもあり

家族3人分のカレーの鍋などはどうしても大きいものになってしまいます。なのでうちの場合、大きい鍋は現地でレンタルすることが基本になっています。キャンプ場によってはレンタル品が豊富なところがあるので、荷物をなるべく減らしたい方は上手に利用しましょう。ただし、薪や炭の火で使用した鍋は煤汚れがとてもひどくなります。きっちり落とさないと注意される場合があるので、金だわしを持参しましょう。また薪や炭なども現地で購入するとホームセンターなどで購入するよりは割高になってしまうのですが、重さや大きさを考えると電車キャンプをする場合は、現地で購入する方が運搬が楽です。

初めての電車キャンプということで代用品を利用

キャンプ用品を一度に揃えようとすると結構お金がかかります。ということで初めてのファミリーキャンプでは、寝袋の下に敷くマットは銀マットやパズルマットなどを使用してみました。しかし、氷川キャンプ場は地面が砂利なので、寝るときは背中が痛くなり、何度も起きてしましました。砂利が地面のキャンプサイトでは厚みのあるマットを使用した方がいいみたいです。ということでこの次のキャンプからは下記で紹介しているサーマレストZライトソルを使用し始めました。


2.初めての車なしファミリーキャンプ 持ち物運搬の実態【反省点や問題点】

では、上記のキャンプの持ち物をどうやって運んだのかを紹介していきます。今回の荷物の運搬では、アマゾンで購入した4輪のキャリーカートとIKEAのブルーシートバッグを使用しました。キャリーカートで荷物をパッキングすることが初めてだったので、ベストなパッキング方法が分からず、試行錯誤でした。そして以下の写真のような状態になりました。

初めての車なしキャンプで4輪キャリーに荷物をパッキングしました

かなり無理があるパッキングです。

【反省】時間があるなら事前にパッキングをしてみる

初めての電車キャンプでは、パッキングの予行練習をせず当日の朝にパッキングを始めました。 なので、運んでいる間に荷物が落ちる、パッキングが不安定、改札を通るのがぎりぎり、一番下に置いたテントは上からの重みでカバーが擦れてしまうなど、トラブルが続出しました。

キャンプ当日までに余裕がある方は、一度パッキングをしてみてスムーズに運べるのかを確認することをおすすめしましょう。また、パッキングの際にフック付のゴム紐は必須です。事前に100円ショップなどでも手に入りますので、準備しておきましょう。

初めての電車キャンプで感じた、電車でキャンプ道具を運ぶときの問題点

電車でキャンプ道具を運んだ際、以下のような問題を感じました。

  • 通勤時間や満員電車だと、キャンプ道具を持ち込んで電車に乗れない、乗りにくい
  • パッキング後の荷物の幅を考慮しないと改札が通れない
  • 駅によってはエレベーターやエスカレーターがない

通勤時間や満員電車だとキャンプ道具を持ち込んで電車に乗れない、乗りにくい

キャンプの荷物は気をつけないとパッキング状態がかなり大きくなります。そのため、電車が混雑する時間帯は避けたほうが無難です。初めての電車キャンプで利用した氷川キャンプ場は、当日朝の8時半から順番で受付するキャンプ場でした。なので朝の8時半までに到着する予定にし、朝早い電車に乗車したため、朝の混雑を避けることができました。また、新宿駅から奥多摩駅まで直通で行ける電車に乗ったのですが、その電車の場合、車なしキャンパーの方がチラホラいて、皆さん大荷物を運んでいるので、そこまで気まずい空気は感じませんでした。

荷物の幅を考慮しないと改札が通れない

電車でキャンプ道具を運んでみて気が付いたのは、当たり前のことなのですが、パッキングの状態を改札の幅内におさめないと、改札が通れないということです。今回は幅が広いタイプの改札であればぎりぎり通ることができました。しかし、もし通れなかったらと考えると、なかなか恥ずかしいです。

駅の改札の幅

通常の改札の幅が55㎝~60㎝。車いすの方でも通りやすいような改札の幅で90㎝~95㎝のようです。

駅によってはエレベーターやエスカレーターがない

また、キャンプ道具を運ぶ場合、駅にエレベーターやエスカレーターがないのとかなり苦しいです。そして、エレベーターやエスカレーターがない場合は荷物を担ぐしかありません。なかなかの辛さです。そのため、荷物を担ぐことを前提にパッキングすることをおすすめします。

ウィキペディアなどで駅を調べるとエレベーター、エスカレーターの設置情報が記載されていることもあります。キャンプ場を選ぶ際は、乗換の駅や降車駅などのエレベーター、エスカレーターの設置状況についてあらかじめ確認しておくと、当日あわてなくてすみます。ちなみに今回の初めてのキャンプで利用した氷川キャンプ場の最寄駅奥多摩駅はエレベーターがきちんと整備されていました。安心ですね。

初めての電車キャンプ以降もキャリーカートやバックパックを使用した電車キャンプを続けています。以下の記事ではより詳しく電車キャンプにおける荷物の運搬方法について解説してますので、パッキングの参考にしてみてください。

【課題】 大きい寝袋の運び方

電車キャンプや自転車キャンプをする方で、大きい寝袋を購入してしまった場合、大きい寝袋をどう運ぶのかは課題になります。軽量でコンパクトな寝袋は高価なこともあり、キャンプ初心者だとなかなか手がでにくいです。私たちの場合、初めて自転車でキャンプをする際に、寝袋の大きさを全く考慮せずにネットで注文してしまいました。せっかく購入した寝袋なので、今回の電車キャンプでもこの大きな寝袋を持参することにしました。

布団の圧縮袋を利用して寝袋をコンパクトに

どうやって電車キャンプで運ぶかを考えた結果、布団の圧縮袋を使用することにしました。そして、ホームセンターで販売されている、手で圧縮袋を丸めて空気を抜いて圧縮するタイプの布団圧縮袋を購入し、今回の電車キャンプで使用しました。多少ですが、圧縮袋を使用した方がコンパクトになりました。

 食器や軍手などの小物はバッグにまとめてキャリーで運搬

食器やトング、軍手、チャッカマンなどの小物類はバッグにまとめて運搬しました。バッグはダイソーで購入したチャック付のビニールバッグが役に立っています。チャック付というのがポイントです。頻繁に利用する小物類や、食器類などをハエといった虫たち防御したいとき、チャック付だととても便利です。また、突然の雨からも防ぐことができます。ダイソーのバッグはレジャーシートのような素材のビニールバッグなので、軽いですし、汚れれば拭くだけです。ただしマイナスポイントとしてはチャックの止めの部分がちょっと弱く、物を入れすぎるとチャックが壊れやすいです。なのでうちの場合は3枚ほど購入しました。

【反省点】 小物はバックパックのほうが便利かも

初めての車なしキャンプということで、「車なし キャンプ」や「徒歩キャンプ」で画像検索してみて、4輪キャリーを使用している方を見つけたため、初めての車なしキャンプでは4輪キャリーを使用してみました。4輪キャリーにテントやタープ衣類、食糧のすべてを積んで運ぶのは、安定性がかなり悪くなり、効率がよくないというのが実感です。実際に氷川キャンプ場にいた車なし徒歩キャンパーの方々はバックパックだけの方や、バックパック+手提げが1~2個という方がチラホラいました。今回の氷川キャンプで感じた不便さをばねに、次の車なしキャンプでは大人がそれぞれバックパックを背負い、テント、タープ、食糧は4輪キャリーで運ぶというスタイルにし、キャリーはだいぶ安定し運びやすくなりました。

まとめ

初めての電車ファミリーキャンプでは、キャリーカートでのパッキングに苦労したり、途中でパッキングが崩れたり、荷物を積みすぎでキャリーカートの操作が難しかったりと、反省点も多数ありましたが、 なんとか電車でも家族分のキャンプ道具を運ぶことができました。電車キャンプの場合、荷物を運ぶときの電車ならではの注意点がいくつかありました。キャンプ道具を運んで電車キャンプを検討している方は、本記事ないでも初めての電車キャンプで感じた問題点や、反省点などを記載しているので、ぜひ参考にして電車キャンプに挑戦してみてください。