転職の考え方がわからない。何から始めていいかわからない。自分が転職するまでのイメージがわかない。
転職を成功させるにはどんなやり方をすべきかな。
この記事では、そんな方に向けて、転職のために必要な基本的な考え方を解説します。
僕はこれまでに大手事業会社からコンサルティング会社、そしてITベンチャーへと2回転職しており、どちらも待遇を含め僕自身が納得出来る内容で、現在も並行してある意味ではずっと転職活動そのものは継続中です。
この記事を読んでいただく事で、転職の考え方がわかり一人でも多くの人が自分に合った仕事、意義を感じられる仕事、自分の目指すスタイルにあった仕事に転職しましょう!
転職の考え方の基本は就職活動と共通している
転職の基本的な考え方は、基本的には就職活動と共通しています。
自分自身をよく知り(自己分析)、自分がやりたい事や得意なことを書類や面接を通じてアピールし、その会社・そのポジションで求められるものと自分自身の考えと能力がマッチすれば、そこで働くことになります。
この流れの中で、これまで取り組んできたことに加え、情報の収集能力や思考力・行動力・説明する力・マナーなどが試されることになります。転職の場合は、転職に至るまでの職業経験や学び・実績なども求められるでしょう。
実際にはこれらの点を踏まえ、ポジションごとに求められる内容とあなた自身とが合っていればいるほど、そこで働く事ができる可能性は高くなるでしょう。
以上の点は、初めの就職でも転職でも共通している、職業につく時の基本的な点であり、そのため考え方も共通している点が多いと言えます。これを前提に次からもう少し具体的に説明します。
転職の考え方1:自分を知る
転職活動の第一歩は、そのときの自分自身をよく知ることです。
これは日常的に、常にやることを習慣化することをおすすめします。
自分の長所や短所・行動特性や考え方、またこれまで実際にとってきた行動について振り返りよく知ることで、他の人に対して自分について話しやすくなります。
もし自分自身についてよくわからないまま職を探してしまうと、面接で自分のことを自分の言葉で話す事ができなかったり、せっかく面接を突破して晴れて仕事についたとしてもその後自分自身が苦しくなってしまうという悪い結果に陥る危険があります。
ともすると過去にやってきたことだけをもとに次の仕事の機会を探してしまいがちですが、
自分自身について様々な角度から深く知ることが仕事を探す上で近道です。
急がば回れ、ということわざがぴったりだと言えます。
全て一から自分で考える必要はありません。
自分を知るためのツールとしてホランドの職業理論やMBTIなどがあります。
これらについては別の記事で紹介させていただくことにします。
転職の考え方2:仕事やポジションを知る
自分自身を知ること以外にも、転職の考え方で大切なことがあります。
それは、世の中にどんな仕事・会社・ポジションがあるのかということをよく知ることです。
調べてみると意外と仕事はいろいろ見つかるでしょう。
自分自身の性格や経験・能力・志向と合う仕事をみつけるために、世の中の仕事について正社員だけでなくフリーランスや業務委託、また営利企業だけでなくNPOなども含めて情報を集めましょう。
集めるときのコツですが、できるだけ最新の情報で、できるだけ幅広い情報を集めましょう。
変化の早い時代では、考えうる仕事の内容や幅も日々情報が新しくなるためです。
また仕事探しに限らずですが一般的に、情報を集める時にはできるだけ網羅的に実施する事がいいです。
今ある仕事のなかにしっくりくるものがなければ、自分で起業というのも一つの選択肢となります。
仕事を知るための具体的な考え方
上で書いたように、仕事の情報はできるだけ「幅広く」「最新」の情報を集めたいですね。
その方法として、Webやアプリの活用を強くお勧めします。
Webは、具体的には以下のようなものにアクセスし活用します。 仕事を知るためのツール
- 転職サイト:リクルートやマイナビ・エンなどの登録型のサイトと、ビズリーチなどのサーチ型のプラットフォーム
- 転職SNS:LinkedInに代表される主に転職を目的としたSNS。企業の調査がみられ、スカウトが来ることもある
- 転職先企業のホームページや記事:各企業のホームページや、インタビュー記事等
転職の考え方3:自分自身と仕事のマッチング
あなた自身を知り、世の中にどんな仕事があるのかについてもある程度情報を得たら、次に集まった情報のマッチングを行います。
考え方の1と2は転職の予定が固まる前でも常にやっておき、実際に転職を検討する気になったらこのステップ3を開始するイメージです。
転職のタイミングはいろいろありますが、家族の変化や会社の変化、あなた自身の価値観の変化、また部署移動など仕事内容の変化もあるかも知れません。
いずれにしても、転職を考えたいタイミングはいろいろとあり、いつその時が来てもいいように日頃からしっかりとステップ1と2を習慣化しておく事が何より大切です。
マッチング作業1:あなたの考えを転職に向けて構成する
日頃から自分自身の考えや行動、また実績等について整理しておくことは大切であると先ほど書きました。
実際に転職の検討を開始する場合は、そこからさらに一歩進んで、今自分がこの瞬間にどのような心の引っ掛かりや情熱を持っているのか、そしてそれをどうしたいと思っているのかといった感情面を含めた考えの整理をしっかりと行う事が大切です。
心の動きから来る情熱、モヤモヤなどをしっかりと言語化し、自分自身の転職活動をモチベートし、また志望動機書を書く際や面接官への説明時の材料を作っていきましょう。
マッチング作業2:あなたの考えにあう仕事の候補を挙げ深掘りする
あなた自身の転職に向けた考えがまとまってきたら、集めている具体的な仕事の情報一つ一つをよく見ていき、自分の整理した考えや志向と合っているものを中心に仕事の情報を深掘りしていきます。
深掘りの具体的考え方としては、Web調査をおこなったり転職エージェントから話を聞いてみたり、カジュアル面談に行ってみたり、といった活動を指します。
この作業では、各仕事・ポジションがどれほど自分の考えや求めるものに合っているのかという点を最も大切にして絞り込んでいきます。
また逆に、絶対に自分とは合わない決定的な点はないか、ということも注意深くチェックします。
マッチング作業3:選考に進み対話で理解と考えを深める
次のステップはいよいよ実際の選考です。
マッチング2までの作業で、ある程度自分自身の考えにマッチした仕事やポジションが絞り込まれていると思います。
このステップでは、web調査やエージェントの話だけでは不足していた情報を得て、最終的には該当の仕事につくことを選ぶために、社員・役員・社長等の一緒に働く人たちと対話し相互理解を深めます。
このステップは最終的にあなた自身の仕事を決める大切なステップとなりますので以下の点に特に注意して進めましょう。 選考プロセスで注意すべきポイント
- これまでの調査で得た情報と実際に触れたリアルの情報との激しい乖離がないか
- あなたの(広い意味での)キャリアプランや人生設計と矛盾を起こしていないか
- 職場の雰囲気や実際の仕事内容を含めて、あなたが責任を持って引き受けられる仕事か
- あなたが大切にしている価値観や人生の優先事項を大きく崩さないか
これらの点を十分に検討し、この仕事をやりたい!となればマッチングは成立し転職が成立することになります。
まとめ
この記事では、転職の具体的な考え方について説明しました。
「己を知り敵を知れば百戦危うからず」と中国の諺にもありますが、あなた自身を知り、対象となる企業を深く深く知り、その理解に基づいて真摯に活動する事が転職の成功につながります。
ぜひ、未来の世代にも胸を張って誇れる仕事をしましょう!
“転職の考え方と注意点【保存版】” への4件のフィードバック