2秒で速暖できる小型電気ストーブ
こんな悩みありませんか

・冬の季節にも徒歩キャンプをしてみたいけど、電気ストーブはどんなものを持っていくのがいいかな。
・持ち運びもしやすく、十分に暖まる電気ストーブを知りたい。

本記事を読むと、12月末の冬キャンプで実際に使用した電気ストーブの暖かさや持ち運びやすさ、冬の徒歩キャンプで使いやすい電気ストーブが分かります。

車なし生活で徒歩キャンプを楽しんでいるmarumaruです。キャンプの楽しさにはまり、徒歩キャンプを冬にもやってみたい!と思うようになりました。そこで電気ストーブを購入して実際に冬のキャンプをしてみたので、使用したセラミックヒーターの使用感、テント内の暖かさ、徒歩キャンプにおススメできる電気ストーブについて紹介していきます。


電気ストーブの基本スペック【冬キャンプ初心者が使用】

今回購入したのは2秒で速暖になるというセラミックヒーターです。

  • 重量:1.25kg
  • サイズ:176mm(幅) × 167mm(奥行) × 181mm(高さ) 正方形のような形です。
  • 入力電源タイプ:100V ACプラグ
  • コード長さ:1.53メートル
  • カラー:オレンジ、ホワイト
  • 保証期間:1年間 購入日から1年以内の初期不良および正常な使用範囲内で発生した故障、破損、その他の不具合があった場合は対応してもらえます。
  • 日本語取扱説明書付き
  • 3段階切り替え機能付き:高温風モード(800W)、中温風モード(500W)、自然風モード(5W)
  • 転倒時自動OFF機能付き:地震や衝突など万が一ヒーターが転倒や傾いてしまった場合、自動的に電源がOFFになります。
  • 高温時自動OFF機能付き:連続運転で高温になりすぎた場合、内蔵の温度過昇防止器(サーモスタット)か異常を検知し、自動的に電源がOFFになります。
  • 静音機能搭載:静音機能搭載とのことですが、静音とは言い難いです。

セラミックヒーターを冬の徒歩キャンプ使ってみて【レビュー】

 電気ストーブを冬の徒歩キャンプで使用してみて、快適・安全な冬キャンプだったなと思う理由は以下の4点です。

理由1:徒歩でも運べる軽さ

理由2:二人用テントを十分に暖めるパワーを持っている

理由3:電源サイトの平均使用ワット数の上限以下のワット数

理由4:ドライヤー代わりになる

理由5:フォルムと色がおしゃれ

具体的に説明していきます。

理由1:徒歩でも運べる軽さ

徒歩キャンプで暖房器具を運ぶとなると問題になるのは暖房器具の重さです。キャンプはただでさえ荷物が多くなるので、できるだけ暖房器具の重さは抑えたいですよね。ストーブというと、電気ストーブ、ガスストーブ、石油ストーブこの三つがメインになります。それぞれの重さを調べてみると以下の通りでした。

  • 電気ストーブ 約600g~
  • 安全に使えそうなポータブルカセットガスストーブ 2㎏~
  • 小型石油ストーブ 4㎏~7㎏

冬キャンプで石油ストーブを使うことに憧れがあるものの、小型のものでも4kg~なのでかかなり重いです。とりあえずあきらめました。徒歩キャンプで持っていくなら、カセットボンベを使うカセットガスストーブか、電気ストーブのどちらかで悩みました。カセットガスストーブは重さが電気ストーブより重いことに加えて一酸化炭素中毒の怖さもあったので、電気ストーブの購入を選びました。電気ストーブの場合、重さが約600g~で、今回購入した電気ストーブは重さが1.25kgです。他のストーブと比べてもかなり軽量ですよね。500mlのペットボトルが約2本分の重さです。これなら徒歩でも運べる重さでした。

理由2:二人用テントを十分に暖めるパワーを持っている

ではこの電気ストーブは本当にテントをしっかり暖めてくれるのか。ここが一番のポイントですよね。私が使用した環境は以下のような環境でした。そしてこの環境ではしっかりとテントを暖めてくれました。

  • 使用したテント:二人用テント「FLY TOP」
  • テントの広さ:インナーサイズ:約210×150×115(h)cm
  • 宿泊先:千葉県成田市成田ゆめ牧場
  • 宿泊日の最高気温/最低気温:12月26日11℃/0℃ 12月27日13℃/2℃ 12月28日7℃/-1℃

電気ストーブでテント内の温度は20℃を超えました
12月27日am9:00におけるテント内の温度計は20℃を超えました。ちょっと暑いぐらいでした。外の温度は4~5℃でした。

関東平野部でも12月の快適冬キャンプのためには800Wは必要

小型の電気ストーブを探していると一般的に300W~始まります。300Wの電気ストーブは重さが600g程度なので、軽さに惹かれました。徒歩キャンプの装備はとにかく軽量がいいですよね。また何ワットだとテントを十分に暖めてくれるのかも未知だったので、300Wでも十分かなと最初は思っていました。800wは無駄なのではないかと。しかし、寒いよりは暑すぎるぐらいの方がいいかなと思い、800Wまで出力できる電気ストーブを購入しました。実際に12月に関東平野部で使用した感想としては、やはり12月の年末ということもあり結構寒く、特に夜はすぐにテントを暖めたくなりました。2秒で速暖の800wのパワーにはとても助かりました。電気ストーブは500wと800w二つのパワーを選べますが、500wでも少し足りない、寒いなと感じました。とにかくテントを暖めたいなら800Wでテントを十分に暖めて、そのあと500wに切り替えて温度を保つというのが、ちょうどいい使い方でした。

理由3:電源サイトの平均使用ワット数の上限以下のワット数

キャンプ場の電源サイトはどんな電化製品も使い放題ではありません。だいたいどのキャンプ場でも使用上限ワット数というものが決められていて、使用上限が1000W前後のキャンプ場が多いです。つまり1000W以上の電化製品は使用できません。温度調節が可能な最大出力1000Wの電気ストーブと悩みましたが、とりあえず最大まで使用しても、800Wを超えない方が気楽でした。

理由4:ドライヤー代わりになる

徒歩キャンプという荷物を運ぶには限られた環境でドライヤーを持っていくのは負荷になります。しかしキャンプ場にシャワーがある場合さっと髪の毛も洗いたくなります。しかし、特に冬は髪の毛を乾かさないと寒いです。電気ストーブは温風が結構強いので、ドライヤー代わりにもなりました。ただ、転倒防止機能によりストーブを持ち上げると止まってしまいます。つまりストーブを持ち上げて髪の毛にあてることはできません。テント内にタオルを敷いて、その上に頭を横にして髪の毛を寝かせて温風をあてて乾かしました。 

理由5:フォルムと色がおしゃれ

ころんとした丸みのある四角いフォルムです。表面はつるつるしています。ホワイトとオレンジの2色展開です。持ち運ぶための取っ手が合皮でおしゃれな雰囲気があります。

電気ストーブのデメリットは何?

もちろん良い部分だけではなく、デメリットだなと感じる箇所もいくつかありました。

転倒時自動OFF機能がちょっと邪魔に感じる

安心・安全のための転倒時自動OFF機能なのですが、使用中にちょっと移動したいなと思って少し持ち上げると、転倒時自動OFF機能が即座に働き、すぐに止まってしまいます。ちょっと不便だなと感じました。

静音機能搭載らしいのですが微妙です

amazonの説明を読むと静音機能搭載と記載があるのですが、静音とは言えないと思います。とくに静音のモードなどもないです。amazonのレビューに「ドライヤーぐらいのうるささ」とコメントがあったのですが、ドライヤーの弱ぐらいの音かなと思います。個人的な感想としては眠れないうるささではないです。そもそも寝るときは火災事故防止のため電源を切りますが、逆に気持ちよくなって眠くなっても、多少大きい音があるおかげでちゃんとスイッチを消せて安全かなと思いました。

スイッチの音がうるさい。

私としてはどちらかというと、ストーブの温風の音よりもスイッチの音の方がうるさく感じました。電源を入れるときやモードを選択する際に「ピッ」という音が響いて結構うるさく感じます。また、転倒自動OFF機能が作動する際は警報のために「ピピッピピッピピッ」と鳴るので、これがまたちょっと音が大きいなと感じました。

冬の徒歩キャンプでは十分な電気ストーブです

快適・安全な冬の徒歩キャンプを実現してくれた電気ストーブの紹介は以上となります。今回紹介した電気ストーブ1人~2人用のテントを温めるには十分なパワーを持った電気ストーブです。また軽量なので持ち運びがしやすく冬の電源サイトで徒歩キャンプをする上ではピッタリな電気ストーブでした。ちょっとうるさいというデメリットはあるものの、ぽかぽかで快適・安全な冬キャンプには十分な電気ストーブです。もちろんキャンプだけでなく、家でも使っています。

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