荒川わくわくランドの冬はフィールドアスレチックとして遊べます 

埼玉県にある川の博物館と併設する荒川わくわくランドに夏以外に行ってみたいけど、夏以外でも楽しめるのか知りたいなと考えている方へ。
本記事では以下のことを紹介します。

3月上旬に埼玉県寄居町にある「かわせみ河原」でキャンプした際に、かわせみ河原の隣にある川の博物館、併設する荒川わくわくランドに4歳の息子と行ってきたので、紹介していきます。


埼玉県立川の博物館・荒川わくわくランドの基本情報

埼玉県立川の博物館は平成9年8月1日に開館した施設です。「楽しみながら学べる体験型博物館」を目指し運営されています。川の博物館の基本情報は以下の通りです。

施設名 埼玉県立川の博物館
住所 〒369-1217 埼玉県大里郡寄居町小園39
アクセス
  • 自動車で関越自動車道花園インターチェンジより8分
  • 電車+徒歩で東武東上線「鉢形駅」下車 徒歩15分~20分(1.2km)
    JR大宮駅~東武東上線鉢形駅は電車で1時間30分程度
  • 電車+タクシーで寄居駅からタクシーで7分

※かわせみ河原からは徒歩5~8分(400m)です。

交通手段 電車 徒歩 車(駐車場有)
駐車場 普通車:300円 バス:1020円
開館時間 通常期 9:00~17:00 ※入館は閉館30分前まで
夏休み期間
[平日]9:00~17:30
[土・日・祝・8/11~8/15]9:00~18:00荒川わくわくランドは春分の日~11月中旬まで9:00〜16:50(入園は16:20まで)雨天の場合は閉園(冬季は閉園らしいのですが、2019年3月に訪れたときはお宝さがしのイベントが開催されていて無料で入場できました。)
休館日 月曜日(祝日・振替休日・県民の日・7/1~8/31は開館)
年末年始(12/29~1/3)
施設整備の集中保守点検に伴う臨時休館有り
施設設備
  • 荒川わくわくランド
  • アドベンチャーシアター
  • 本館第1展示室
  • 本館第2展示室
  • 荒川大模型173
  • 大水車
  • 水車小屋広場
  • 渓流観察窓
  • 大胸版画「行く春」
  • 噴水広場
  • 荒川情報局
  • レストハウス(休憩所・レストラン「ウォーターミル」)
利用料金(川の博物館) 一般410円(240円) 学生200円(120円) 中学生以下無料
※()内は団体料金
※荒川わくわくランドとアドベンチャーシアター観覧は別料金(下記参照)
利用料金(荒川わくわくランド) 高校生以上 210円 中学生以下 100円
※対象年齢4歳以上
利用料金(アドベンチャーシアター) 高校生以上 430円 中学生以下 210円
※対象年齢4歳以上

引用:埼玉県立川の博物館

施設の混雑状況は?

3月の休日に訪れた時はとても空いていました。荒川わくわくランドも2~3組の家族がいるかなぐらいでした。川の博物館内もかなり空いていたので、アドベンチャーシアターや鉄砲堰の体験なども特に並ぶこともなく楽しむことができました。

滞在時間は?

朝の10時に入場し、13時半まで滞在してました。この日はキャンプ最終日ということで早めにかえりましたが、4歳の息子的にはお昼ご飯のあと、もう一度荒川わくわくランドのアスレチックで遊びたいようでした。なので個人的には10時~16時ぐらいまで滞在できる気がします。

雨の日も楽しめる?

雨の日だと荒川わくわくランドは閉園してしまうので、アスレチックで遊ぶことはできません。その点は少し残念ですよね。しかし、川の博物館内でもアドベンチャーシアター見たり、渓流観察窓でお魚を見たり、エサやりを体験したり、展示物の荷船に乗ったりなど、十分に楽しめると思います。もしあいにくの雨の場合は、川についてゆっくり学ぶというスタイルにしてもいいかもですね。

子供も大人も楽しみながら学べる施設です

「楽しみながら学ぶ」ということを目指して運営されている施設なので、荒川わくわくランドを始め、子供でも展示物を楽しめるように工夫されています。展示物をただみるだけだと小さいお子さんはどうしてもつまらなく感じてしまことがありますよね。川の博物館の展示物のほとんどが触れてもOKです。さらに、本館の展示室には滝や川が流れていたり、荷物を運ぶ船に乗ったり(動かないです)、体を動かしながら学ぶことができます。子供にとっては「ただ見るだけ」よりは楽しいみたいです。うちの息子は4歳で訪れましたが、半年たってもまた行きたいな~と記憶に残っているようです。

大人も結構楽しめます

川の博物館の設立の経緯が、昭和58年から5ヵ年をかけて研究者を始めとした多くの人が荒川の調査を行い、その際に集められた膨大な資料を広く公開する目的で設立されました。なので荒川についてのかなり詳しく学べる博物館となっています。また2015年のタモリ倶楽部のロケ地にもなり、その時に「荒川大模型173」が取り上げられました。これは荒川の源流から河口(東京湾)までの流れと本流沿いの地形を1000分の1の大きさで造った模型です。地形・地質好きのタモリさんも興味津々だったようです。

では今回訪れた場所を詳しく紹介していきます。


荒川わくわくランド 冬の期間はお宝さがしを実施中

春や夏の期間になると治水・利水の学習をしながらウォーターアスレチックとして遊べる荒川わくわくランドですが、冬の期間でも入場することができ、一部アスレチックで遊べます。

2019年3月時点の荒川わくわくランドの運営
  • 2018年11月23日~2019年3月10日の土日祝でお宝さがしのイベントが開催
  • 開館時間は10時~15時
  • 入場料は無料

遊べたアスレチック

ウォーターアスレチックとしては全部で16種類ありますが、今回のお宝さがしのイベントで遊べたアスレチックは7種類でした。

  1. ドキドキばし
  2. スルスルカーゴ
  3. ユッタリモッタリ
  4. わくわくクライミング
  5. イッポンばし・ニホンばし
  6. ワイワイ堤防
  7. ググットチェア

ウォーターアスレチックの際には水が噴射されたり、池や滝などもあるのですが、お宝さがしのイベントでは水は放流されていません。なのでふだん池になっているところを走り回れます。それはそれで面白そうでした。またお宝探しのイベント自体もアスレチックを楽しみつつお宝を探すように工夫されています。なのでお宝を探すためにアスレチックで体をたくさん動かすことができました。

荒川わくわくランドは冬でも遊べました

そして、お宝さがしのイベントでお宝を探し出すと景品がもらえました。

埼玉県立川の博物館の荒川わくわくランドお宝さがしの景品です

川の博物館も学んで楽しめる展示がたくさんありました

荒川わくわくランドだけでなく、川の博物館も子供が楽しめる展示物があったので紹介していきます。

水車小屋広場

埼玉県立川の博物館の水車小屋広場を見学しました

水車小屋広場ではただ水車が回っているのを見るだけでなく、水車の小屋の中に入ることができ、水車で作り出されたエネルギーが何に使われていたのかを学ぶことができます。

埼玉県立川の博物館の水車小屋の中で水車の仕組みを学べます

間近で動く木製の機械をしばらくながめる4歳の息子です。この水車ではコンニャクの荒粉(あらこ)を作る機械が動いていました。

本館第1展示室では鉄砲堰の実演や解説イベントが開催

本館第1展示室は「荒川と人々のくらしとの関わり」をメインテーマとした常設展示となっています。鉄砲堰実演、荷船解説、船車解説などのイベントが毎日開催されていて、展示資料に自由に触れることができます。鉄砲堰実演イベントは20分、解説イベントは10分程度です。開始時刻が決まっているので、詳細は川の博物館のホームページを確認してみてください。荷船や船車などの大型模型には実際に乗ることもできます。

鉄砲堰の実演イベントに参加しました

埼玉県立川の博物館で鉄砲堰のイベントに参加しました

鉄砲堰(てっぽうぜき)は木材の運搬のために使用されていたダムのことです。その放水の実演イベントに参加しました。イベントの時刻になると、係りの人がその場にいる子供に対して、「お手伝いしてくれる人~」と呼んでくれました。4歳の息子も参加です。

本館1階にある荒川情報局では川についての学習ができます

埼玉県立川の博物館の荒川情報局にあるビー玉のおもちゃです

椅子とテーブルがあり、本を読みつつちょっと休憩することもできます。4歳の息子はビー玉を転がして水の流れを観察できる木製のおもちゃが楽しかったようです。

治水の方法を学習

埼玉県立川の博物館 荒川情報局で治水について学びました

また荒川情報局のスペースでは、設置されているパソコンに治水のシュミレーションソフトがありました。ゲーム感覚で自分で川の上流や下流の設備を整えて、洪水発生時に治水がきちんと行われるのかシュミレーションすることができます。治水というものが何なのか4歳児にはまだ難しそうでした。小学生ぐらいのほうが楽しめそうです。

アドベンチャーシアター

スクリーンに連動して座席も動くシアターになっています。乗り物に乗るような感覚なので4歳の息子にとってはかなり面白かったようです。私達は見た時のプログラムは、「荒川の上流~下流までの旅を体感できるプログラム【20分】」と「リスが主人公の3Dプログラム【10分】」でした。3Dプログラムはメガネをかけて映像をみます。座席が思ったよりも動きます。4歳未満や、妊娠している方、心臓疾患のある方などは原則乗れないようです。

渓流観察窓

魚が泳ぐ様子や、エサやり体験、エサを食べる様子を観察できるように、大きな水槽でヤマメやイワナが泳いでいて、ミニ水族館みたいになっています。私達が訪れた時はカメが泳いでいました。

川の博物館でカメさんに触りました

併設のレストハウスはレストランと持ち込みOKな休憩所があります

川の博物館に併設するレストハウスの2階にはレストランがあります。価格もお手頃なので気軽に立ち寄れます。

川の博物館のレストランウォーターミルのメニューです

レストハウス1階は持ち込みの飲食が可能な休憩ホールになっています。赤ちゃんや幼児が少し遊べるようなスペースも用意されていました。またお土産のショップもレストハウス1階にありました。

まとめ

今回は春先に川の博物館を訪れましたが、荒川わくわくランドで遊ぶこともでき、博物館もたっぷりと楽しむことができました。夏以外や雨の日でも半日は十分に楽しめる施設だと思います。ただし、冬季の荒川わくわくランドの営業については施設に問い合わせてみる方が確実です。また、川の博物館の隣にある「かわせみ河原」では予約不要でキャンプやバーベキュー、川遊びを楽しむことができるので、キャンプやバーベキューと一緒に川の博物館も楽しむプランもオススメです。かわせみ河原については下記記事を参考にしてみてください。

参考:【埼玉県】かわせみ河原で車なしキャンプ【基本情報と温泉を紹介】