初めての1歳児連れ母子デイキャンプの様子が知りたい方や、6歳児がキャンプでできること、さらに母子デイキャンプでのキャンプ飯などを知りたい方へ。
本記事を読むと、1歳児を連れて初めての母子デイキャンプをした時の様子や、1歳児連れキャンプの大変さと対策、6歳児がキャンプでできること、母子デイキャンプでの簡単キャンプ飯や、子供とのデイキャンプの過ごし方が分かります。
長男が4歳の時に車なし母子キャンプをしていたmarumaruです。今回はいよいよ1歳の次男も連れて車なし母子キャンプをしてみました。1歳児連れということで、今回は様子を見るために母子デイキャンプをしてきました。
1歳児連れデイキャンプは大変・6歳児は頼りになる
正直なところ、1歳児連れのキャンプは大変です。まずは後追いがあることで、母親がちょっと見えなくなると泣き出してしまいます。また1歳児となると歩き始めます。歩き始めると歩くのがとにかく楽しいようで、どんどん色々なところに歩いて行ってしまいます。さらに、周りの物に興味津々です。そこらに置いてあるキャンプ道具を片っ端から触ります。などなど、火も取り扱うキャンプは1歳児には危険なことが多く、親もあまり動けず、ゆっくりできないので、1歳児連れのキャンプは大変です。
親の私が好きだからキャンプをやりたいという部分もありますが、外で活動する、外で遊ぶ、外で自分でご飯を作って食べる、火を取り扱うことなど、キャンプは子供にとって経験できること、学ぶことも多いと感じています。ということで、夫にも協力をしてもらいつつ、0~1歳の次男を連れて車なしバンガロー泊・車なしキャンプ泊などをしてきました。ただし、母の私だけになる「母子キャンプ」については、1歳児の大変さもあり、なかなかできないなと感じていました。
6歳の長男に変化が
さらに車なし生活をしていることもあり、車なしで母子キャンプはさすがにできないかなと考えていましたが、2歳からキャンプに連れて行っている長男に変化が。近頃自分で火おこし・火の管理ができるようになってきたのです。
4歳の頃に母子キャンプをしているときは、火の周辺の作業は私が見ていないとできないという状態でした。火を保ち続けることや、木を集めてくることなど、あまり興味がない様子の長男。しかし6歳となると、着火剤を使用して火を自分でおこすことや、火が消えないように木や薪を足していくということが一人でできるようになりました。木を集めてくる、木を足して火を保つ、火がたくさん燃えているという焚き火一連の作業が楽しいと感じているようなのです。
子供と趣味を共有できるのはとてもラッキーです。楽しい!と本人が思ってくれていると飽きずに続けてくれます。
火の管理をある程度長男にも頼れるということで、1歳児連れでの母子デイキャンプを決行するに至りました。
今回のデイキャンプで実施した1歳児への対策
火の管理は長男に頼れるとしても、その他のテントの設営や、ご飯の調理、片付けなどについての集中力や、やり遂げる力にはまだまだ不安があります。
ということで、できる限りの準備や後片付けは家で行いました。母子デイキャンプのキャンプ飯については詳しく後述しますが、キャンプ飯はできるだけ焼いて終わる、焚き火台の網に乗せればOKになるよう準備を行いました。
焚き火台や食器の後片付けも家で
また、キャンプ場で焚き火台・バーベキューコンロを洗えると後がもちろん楽なのですが、1歳児を連れて焚き火台等を洗う余裕はもちろんありません。どこかに行ってしまうか、水で遊びだす可能性も。また汚れた焚き台を持って、1歳児を水道のある場所まで連れて行くのも大変です。だからといって水道の近くにテントを設営してしまうと、水遊びをしてしまいます。
やっぱり1歳児連れのキャンプは大変ですね。しかも大人が一人だと手が足りない。
焚き火台には、焚き火台が汚れないようにアルミシートをしきました。こうすることで、焚き火台の汚れをいくらか減らせます。キャンプ場で焚き火台をしまうときに、アルミシートを剝がして雑巾で拭くだけでも十分綺麗になります。余裕がないときは、雑巾で拭くことも家に帰ってからおこないます。
この作業は1歳児のいるいないに関係なく基本的にいつもしています。肉の油汚れなどが焚き火台にくっつくのを防げるので後片付けが楽です。
また、使用した食器類、トング、網はキャンプ場では洗わずに、すべてビニール袋に入れて汚れた状態で持ち帰りました。ビニール袋に入れてしまえば汚れが他のものに移るのを防げます。網はすす汚れが酷いので、食器類とは別にした方がいいです。特に冬のキャンプは水も冷たいので、寒いですし、汚れも落ちにくいです。食事が1~2回のデイキャンプであればキャンプ場で洗わなくても問題ないです。
ちなみに、紙皿や紙コップももちろん捨てるだけで楽なのですが、冬のキャンプだと風で飛ばされやすいです。風で飛ばされて取りに行くことを考えると、重みのある食器の方が使いやすいと感じています。
キャンプ道具も最小限かつ、組み立てはは簡単なもの
キャンプ道具も組み立てが大変だったり、たくさん持っていってしまうと後片付けが大変になります。意外と椅子とかも片づけが大変じゃないかなと感じています。軽量かつゆっくりできる椅子も持っていますが、母子キャンプでは100円ショップの置くだけのミニチェアを使用しています。
また、今回はフレームがあるタイプのテントを持参し設置しました。フレームがあるテントの方がもちろんキャンプ感は感じますが、ポップアップでも十分楽しめると思います。フレームがあるとテントの設置・撤収が大変ですし、フレームが1歳児に刺さりそうで少し怖いです。また正直なところペグ打ちも手間です。ポップアップテントであれば広げるだけなので簡単ですね。ただし、風で飛んでいかないように、重しを置いておきましょう。
後追い・安全対策のために抱っこ紐があると便利
色々と準備をしていてもどうしても1歳児を連れて水道に行ったり、炭の灰を捨てたり、火から遠ざけたいという場面もあります。そんな時は抱っこ紐でおんぶをしてしまいましょう。パパっと作業したいときはおんぶに限ります。
1歳児連れの母子デイキャンプ飯
1歳児連れの母子デイキャンプのキャンプ飯メニューです。できだけ家で下ごしらえ・準備をしておき、デイキャンプ中は焼き網の上に置いておくだけで食べられるメニューにしました。
・焼き芋
・牛乳パックホットドッグ
・タレ漬けの牛カルビ
・スープ
・レトルトのバターカレーと無印良品のナンミックス
・いちごチョコフォンデュ
・焼きマシュマロ
家で事前に用意したのは、焼き芋、牛乳パックホットドッグ、無印良品のナンミックスです。焼き芋は水で湿らしたキッチンペーパーに包んでから、2重のアルミホイルで包んでおきます。
牛乳パックホットドッグに挑戦
牛乳パックにホットドッグを入れて、牛乳パックを焼いて作るホットドッグを試してみました。ホットドッグを家で作り(ウィンナーは焼かないで生のまま)、アルミホイルに包んだものを牛乳パックに入れて持っていきました。デイキャンプ時に焚き火台に入れてホットドッグを蒸し焼きにします。
無印良品のナンミックスも焼くだけの状態に
無印良品のナンミックスも生地をこねてアルミホイルに広げ、あとは焼くだけの状態で持っていきました。バターチキンカレーはレトルトパウチの物を持っていき、キャンプ場で鍋に入れて、鍋を網の上に置いて温めました。
無印良品のナンミックスの詳しい作り方や、生地をキャンプ場に持っていく方法、実際にナン生地を炭の火で焼いた様子などについては下記の記事でも詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
無印良品ナンミックスの生地をポリ袋を使用した作り方を紹介しています。さらに、無印良品のナンをバーベキューの網の上で焼く方法や、成形したナンの生地をキャンプ場に持っていく方法、ナン生地をスキレットで焼いたときの様子なども紹介しています。
タレ漬け牛カルビはすでにタレ漬けに調理された焼肉用のお肉をスーパーで購入したものです。タレの味が濃いので焼肉のタレがなくても美味しく食べれます。焼肉のタレとか、1歳児がひっくり返すので、ない方が気楽です。
スープも簡単に
スープはやかんケトルに、無印良品の乾燥野菜ミックス、シチューのルー2かけ、水を入れて火にかけただけのものです。牛乳を入れたり煮込んだりはしていませんが、シチューのルーの味が濃いので、簡単なスープとして美味しく食べれました。冬のキャンプではスープなど温かい汁ものがあると、体が温まり楽になります。キャンプ飯は野菜不足になりがちなので、スープがあると野菜を手軽に食べることができます。
キャンプ飯を作る順番
今回のキャンプ飯を作るときの順番は以下の通りです。
- まずは焚き火台を用意して火おこしをします。
- ケトルにスープの準備をします。(乾燥野菜、シチューのルー、水を入れて置く)
- 持ってきた木と拾った木を燃やした火の中に焼き芋を入れる
- ホットドッグの入った牛乳パックを火の近くに置く
- 牛乳パックが一瞬で燃えてしまい焦る
- 豆炭を入れる
- 網を置いてその上にシチューのケトルとアルミホイルだけになったホットドッグを置く
- 網の空いているスペースでタレ漬けのお肉を焼く
- シチューとホットドッグ、タレ漬け肉が完成
- シチューやホットドッグを食べている間に、焼き芋も完成
- 豆炭を追加
- ナンを焼く、焼いている間にバターチキンカレーのレトルトパウチの鍋にあけて、鍋を温める。
以上のような流れでデイキャンプ飯を作りました。今回のキャンプ飯はお昼ご飯だったので、お昼を食べた後は息子たちはそれぞれ公園で遊び、3時~4時頃にいちごチョコフォンデュを食べ、焼きマシュマロを食べてデイキャンプ飯は終了です。
1歳児と6歳児の母子デイキャンプの様子
1歳児の次男はとにかく歩くのが楽しいので、じっとはしてくれずひたすら歩きまわっていました。テントの中にいることはそこまで楽しい様子ではなかったです。また、次男が興味津々だったのが、バーベキューで使用するトングです。トングを持って歩きたいという意思が強く、持ちたがるのですが危ないです。これを押さえる、遠ざけるのが結構苦労しました。また、普段サツマイモを食べない次男ですが、焼き芋にするとパクパクと食べれます。
6歳児の長男のデイキャンプでの様子
6歳の長男が今回のデイキャンプでやりたかったことは凧あげです。6歳となるとほぼ一人で凧あげ遊びをすることができました。たまに木に引っかかったりとい場面もありましたが、自分でなんとか凧をとることができたようです。
平日にデイキャンプ場に訪れたので、そこまで人がいなかったのですが、やはりまだ凧のコントロールはそこまでうまくないので、タープに引っかかってしまう場面も。他の方のテントやタープ、焚き火などに当たらないよう注意してみるというのがなかなか大変でした。
【車なしキャンプ】自転車デイキャンプにおける荷物の様子
今回の母子デイキャンプは自転車で移動しました。次男は電動自転車の前に乗り、母の私が運転します。6歳の長男は自分の自転車で移動します。この自転車の構成でいくと後部座席が空くので、後部座席にデイキャンプで使用するキャンプ道具を置きます。また今回使用したテントは自転車のサドルで挟みこんで持ち運びました。
まとめ
1歳児を連れての母子デイキャンプ。本当に無事にできるのかなと心配な部分もありましたが、無事にデイキャンプを楽しんで帰ってくることができました。ただし、1歳児をキャンプに連れて行くとやはり後追いや、キャンプ道具を触ってしまうなど、大人一人で1歳児を見つつ、キャンプを楽しむのは難しい部分もありました。事前の準備を行ったり、設営の簡単なキャンプ用品を持っていくなどの工夫をすることで、十分母子デイキャンプを楽しむことは可能です。また5、6歳以降の子供であれば、一人で手伝えることもいくつかあると思います。ぜひ本記事を参考に母子デイキャンプを楽しんでみてください。